一万石の賭け 将棋士お香 事件帖1 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576110998

感想・レビュー・書評

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  • 将棋士って職業、女性でもできるのね。

  • 本日、令和2年3月29日の将棋NHK杯は里見加奈女流6段(女流四冠)と西山朋佳奨励会3段(女流三冠)との対局(次期NHK杯戦参加枠を賭けて)です。とても楽しみです。沖田正午 著「一万石の賭け」、将棋士お香事件帖シリーズ№1、2011.8発行。5歳の時に真剣師との賭け将棋に勝った天才少女お香も18歳に。水戸光圀を祖父とする松平成圀63歳に将棋の指南を。この二人が大名たちの賭け将棋に一計を策します。

  • かの水戸の黄門様の曾孫で隠居の梅白は供侍二人を従え江戸の町で〝事件〟を探していて、大道いかさま将棋を懲らしめる娘将棋指し
    「お香」と出会う。一方、とある藩と藩の賭け将棋に巻き込まれた骨董商の主は、お香の強さに店の窮地を救ってくれと頼む。
    梅白とお香が考えた、愚かな藩主らを諌める、必勝の一手とは?

  • 徳川(水戸)光圀の曾孫である松平成圀こと梅白は、偉大な曾祖父の向こうを張って、世のため人のために事件を探し求める。

    水戸黄門のパロディーと切り捨ててしまえばそれまでですが、梅白があのドラマの黄門様を意識して真似するところなどは面白いなぁと思いました。
    付き人の竜之進と虎八郎も何だか頼りない。

    ドラマのようには巧くいかないヘンテコ3人組が、将棋士お香と出会う。
    大名同士が一万石の領土と三種の証を賭けた「やらせ将棋」が始まる場面が面白かった。

    この本を読んで、久しぶりに将棋の棋譜を並べたくなりました。

  • ストーリーがちょっと好みと合わなかったのが惜しい。読みやすいしキャラもいい感じなので、続編への期待をこめて、辛めの★3つ。

  • 水戸の隠居 梅白は将棋がめっぽう強いお香と出会い、将棋が元の藩同士のいざこざに巻き込まれる。水戸黄門のパロディなんですが、少しやりすぎですべってますね。いつも思うのですが、この作者はサービス精神旺盛でやり過ぎて墓穴を掘る傾向があります。この話もそれに当てはまります。クライマックスの対局に持って行くまでが無駄に長く間延びして興をそがれてしまいます。普通に持って行ければ面白そうな展開なのですが、無駄なお笑いが多すぎて盛り上がらない。将棋の比重が無さすぎだし、キャラもちょっと中途半端。

  • 水戸黄門様もどき×女流棋士の組み合わせも面白いが、なんといっても話のテンポがいい。

  • 154 8/7-8/8
    沖田正午はいいねえ。
    文章が軽快だ。
    このシリーズ長生きするかも。
    次作期待!!

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著者プロフィール

1949年、現さいたま市生まれ。埼玉県立与野高校卒業。人情味あふれる筆致と笑いのエッセンスを時代小説に取り込んだ作品群で多くの読者を獲得。

「2023年 『博徒大名伊丹一家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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