何度でも、恋に堕ちる (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 92
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576111384

感想・レビュー・書評

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  • 吉田ナツさんの受けがグルグル考えちゃう系のお話が結構好きです。

  • ★3.5。これは弟がかわいそう(^_^;)どんなドロドロの執着愛かと思えば別にそんなことはなく、弟は普通にいい青年で最初こそ多少強引だけど合意みたいなもんだし…。本の半分くらいでようやく一線超えたかと思ったら、兄が勝手に身を引いちゃうし。ああして傷付けて振るくらいなら最初から受け入れるなよ〜。騙し討ちのように蜜月から突き落とされた弟に同情してしまいました。

  • 「年下の男は好みじゃない――」
    という帯の煽り文句で購入。
    ただし、あまりこの煽りは正解ではないような……?
    確かに主人公は年上の男性とばかり関係を持っていますが、弟が年下だからという理由で拒んでいたわけではないように思えました。
    多分弟に対する台詞の一部を使ったのでしょうが、ちょっと騙された感…!

    異父兄弟の近親相姦ものなので、苦手な方は苦手かもしれません。
    良い家の息子たちという設定だったので、近親相姦にするならもう少し家をまじえてのごたごたがあっても良いかなと思いました。
    全体的に、葛藤はあれどあっさりまとまってしまった印象です。

    あまり内容に関係はありませんが、ところどころ出てくる弓道の描写が気になってしまったのも集中できなかった理由の一つやも。
    弓道を10年以上続けていますが、大貴の言う「雨露離(うろり)の離れ」という単語は初めて聞きました。
    私が勉強不足なだけかもしれませんが;

  • 備考:異父兄弟/弟×兄

  • 情感込めて描かれた禁断愛。わりと甘めで痛いシーンも無くて、楽しめます。かと言って、安易に兄弟ですぐにそういう関係になるわけでもないので、こちらの感じる倫理的なところもクリアしてるかんじ。
    ストーリーは兄の貴也視点で進みます。貴也は母親が未婚で生んだ子で、言わば連れ子。資産家の義父の養子となっているので、親戚からの嫌がらせを受けています。弟の大貴はその再婚で生まれた弟。小さい頃から仲良し兄弟で、半分血の繋がりがあります。

    貴也は、優等生で自慢の弟への気持を自覚してから、過ちを犯してはいけないと自分を戒め苦しみます。この兄の弟への気持の発散方法が他の男と寝ることなんですが、強い男に押さえつけられたいとか年上がいいとか、かなりの選り好み。裏を返せば、弟と比べているのが丸分かりです。
    貴也がそんな行動に走るのは、大貴が兄弟以上の好意を向けてくるのが分かるからです。男が好きで朝帰りする兄を暗に責めている大貴は、しっかり父親似の執着を見せていて、話が進むにつれ、身も心も成長して男らしくなっていくところは読みどころです。

    互いの想いに気付いた後も、弟のまっとうな幸せを願って姿を消そうとする貴也ですが、その後「大貴が荒んでいる」と聞かされて、いてもたってもいられず会いに走るところは胸がキュンとしました。弟としても男としても、愛さずにはいられない貴也の情念がものすごく分かります。
    そんな貴也に、「厄災も一緒に引き受ける」と穏やかだけど情熱的にプロポーズした大貴の頼もしさに、これなら大丈夫なんじゃないかと思わせられました。

    エロもなかなか満足。初めて結ばれるところはかなりの強引攻めで、悪意のない言葉責めもあって、でも優しさもちゃんとあって、そそられました。兄ちゃん色気ありすぎです。ダメダメと思っていても、体攻められると心とうらはらに悦んでしまい、色気がダダ漏れです。そんなの側にいたら、兄ちゃん大好きで青少年の弟としては、我慢するのって苦行だったと思う。

    イラストがきれいで、物語を格上げしています。

  • 異父兄弟ものです

    本当は両思いの二人のグルグル話です
    兄は葛藤し続け、弟は自分の思いを貫こうとする…

    父親の本当の気持ちとか、描かれているので
    若干母親は救われたかな…

    まぁ、とにかくグルグルなんですよ

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