魔法使いの食卓 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 131
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576111537

感想・レビュー・書評

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  • 不思議再会もの?
    魔法使いシリーズ①
    ハーフ身分不詳×3兄弟オカン長兄
    田舎に暮らす穂波家の近くに倒れていたのは6年前姿を消して以来消息不明だった仁だった。
    隣に住んでいた当時から父共々何をして暮らしているのかよくわからない親子だったが、仁は穂波家に懐き、よく出入りしていた。
    6年前必ず戻ってくると言い残して姿を消した仁。6年の間に両親は亡くなり、瞳は医師の道を諦め、弟たちの面倒を見ながら工場で働いていた。
    学生時代の秘密の恋人であった仁に瞳は愛想を尽かしていたが、ついつい放っておけなくて…

    図体でかいけど子犬系な仁が可愛すぎます。
    出て行け。と言われてもここにいちゃダメですか…?みたいな目で見られたら瞳も放っておけないよなぁなんて思っちゃいます。
    その反面、なんだよ6年も音信不通だったくせに!ってなるのもわかり…。
    そして一人気を張って弟たちの面倒を見てきた瞳が、弟たちが少し手を離れ、ホッとする仁と一緒にいたくなる気持ちも。
    仁の身分は何なのか?わからないまま次に続くって感じです。
    安物古本で買いましたが、思ってたより楽しく読めました。

  •  穂波瞳は、働きながら弟二人を育てている。
     両親が交通事故で突然亡くなり、残された弟たちの面倒を瞳が一人で見ていた。
     毎日、仕事を終わらせるとスーパーにより、夕食の買い物をし、夕食を作り、洗濯をして寝て、朝には朝食と昼食の弁当を作ってやり仕事に行く……という生活をしている。
     そんな毎日の繰り返しをしていた瞳の自宅の前で、一人の人間が行き倒れていた。
     それは、かつて隣に住んでいた仁だった。
     瞳に対して「愛している」と言い、秘密の関係を持った相手。
     そして、六年前に「すぐに帰ってくるから待っていて」と言い置いていなくなってしまった男――。

     瞳は突然の仁の帰還にきつい態度を取ってしまうけれど、仁は諦めない。この六年間、頑張り続けた瞳を優しく包んでくれて――

     という話でした。
     あんまり起承転結もなくて、結局のところ瞳もずっと仁を好きだったから、ダラダラと話がすすんでいって気づいたら元通り、というパターン。
     もうちょっと話としては波がほしかったかなあ……と思いました。
     ちょっと苦手かもしれないです。

  • 穂波家がどういう状況なのかはわかったけれど、結局仁はいったい何者だったのか。詳しいことはわからないけれど、嫁入りという形でよかったのだろうか。器が大きいのか、無頓着なのか。
    父親もどうなっているのかわからないし、何が終わったのかというと二人が決心したこと。それからこの二人はどうなっていくのか。そちらの方がドラマチックな気がしました。

  • 親を亡くし三人兄弟のみで暮らす家に現れた六年間行方不明になった隣人の男。

    家族を元に描かれる話で、ご飯の描写が暖かくほっこりしました。

  • ⇒『魔法使いの食卓』
    『魔法使いの告白』
    『魔法使いの約束』 ※完結

  • 谷崎本にはいつも期待が大きいだけに欲張りになるのはしかたないよな、とおもう。面白くなかった訳ではなく、長い話の第一話に違いないので途中で放られた気がしただけだ。続きを速く!

  • ご飯が美味しそうww
    話は…謎めいてて印象としては薄い。
    続編で布石回収できるのかな?

  • 仁の仕事って結局なんだったんだ・・・w
    仁の背景が非現実的で何者?!ってかんじなのに
    はっきりと明かされないので物足りなかった。
    料理は美味しそうだった。

    追記:続きものなの?続かなかったら★2!w

  • ん? 続くの……?

    何と言うか、メシの多い話でした。まあ、タイトルからわかる通りとでも言うべきか。
    でも、出てくるご飯が美味しそうで、何だか作りたくなる感じ。
    そして、謎めいた大型わんこ系攻め(しかも、敬語)は大変好物なので、お話の中のごはん共々大変美味しかったです。

  • 穂波家住みたい。瞳にごはん作ってもらいたい。

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著者プロフィール

1月9日生まれ子供の頃からずっと犬のいる生活を送っています。今は黒柴とキジトラ猫と共に暮らしています。

「2023年 『老舗酒蔵のまかないさん 三 門出の春酒と桜舞い散るお花見弁当』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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