四谷の弁慶 公家武者 松平信平3 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576111728

感想・レビュー・書評

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  • 2022.11.09

  • 信平に続々と忠義者の家来が増えていく。

  • 徳川家光の義弟・元公家の松平信平の元に今回持ち込まれたのは四谷で弁慶を気取って行われる旗本の刀狩。お目付け役の善衛門やお初は紀州家の松姫を迎える条件である千石のためにも、これを解決して、将軍から褒美として加増してもらおう!と張り切ります。
    犯人を捕まえてみれば、その辺の旗本より剣の腕がいい農民で、「旗本達がふがいないからやっていた。自分より強い信平の家来になりたい」と言い出し信平としては実直で真面目に剣に取り組んでいるその犯人を犯人として突き出す気が無くなり。。。
    今回は、姉本理院の計らいで、信平は松姫と正式な体面を果たします。

  • 前半の少女漫画展開でニヤニヤが止まらず。お忍びデートの初々しさがたまらないです。ライバル登場もお約束です。順調にお舅さんに気に入られている模様ですが、千石の条件は譲りませんか。そうですか。お引越ししたから深川で出ていたキャラが出てこないのが寂しかったのですが、ちゃんと再登場していますね。さも当たり前のように味噌汁すすってる姿に笑いました。他のみなさんにもまた会えたら嬉しい。そして、新キャラも増えました。初家来!仲間が増えてレベルアップ。次はどんな事件が起こるのでしょう。

  • 信平と松姫が夫婦生活を送るには、まだ先は遠そうだけれど、お互いの気持ちを知ることができて、ちょっぴり距離が近づいた感じでした。

    前にもまして、恋も、悪事成敗も、どちらもドラマティックというか、少女漫画のような展開。

    松姫と夫婦になるためにも、悪事成敗をして、がんばらなければならないけれど、自分の考えで進んでいく信平が今後どうなるのか、気になります。

  • 侍の嫉妬
    姉の心遣い
    荒武者の涙
    四谷の弁慶
    葵の旦那

  • 家光もそうだったけど、今の上様も信平の姉もなんだかいい人で意外。だいたい時代物の将軍や奥方ってアホだったり意地悪だったりするのに、信平の味方でホッとします。今回の出世すごろくは強力アイテム?を手に入れたっぽくて次は何が起こるんだろう^^

  • 第一話 侍の嫉妬

    「このお方をどなたと心得ますや。鷹司松平信平様にございますぞ」


    第二話 姉の心遣い

    門番一人に下女二人が屋敷に来る
    姉の計らいにより城で松姫と再会!


    第三話 荒武者の涙

    出世のために松姫を我が物にしたい加藤清七郎


    第四話 四谷の弁慶

    辻斬りの刀狩り「四谷の弁慶」を成敗したら、家来にしてほしいと泣きつかれた信平


    第五話 葵の旦那

    改心した「四谷の弁慶」が刀を返却する屋敷を間違え、葵の紋入りの宝刀が悪用され始めた
    「四谷の弁慶」こと佐吉が信平の家来に!

  • シリーズ第三弾。
    結婚していながら思うように会えない信平と松姫のために、監視役の善衛門やお初ばかりでなく信平の姉孝子までもが心を砕く。
    松姫の父頼宣との約束である千石を目指すべく主従(実際は主従関係ではないのだが)の結束がいよいよ固くなり阿吽の呼吸で事件解決に挑むところは気持ちがいいが、やはり登場人物たちの心情についていささか説明的で、情緒に欠ける。

  • 第三弾
    新たな家来の誕生?
    順調に石高は千石を目指す

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著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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