極道幼稚園 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 170
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576121529

作品紹介・あらすじ

「瑚條蓮也。四歳です」-ひかりの勤める幼稚園にヤクザが立ち退きを要求してきた。理不尽な話に断固戦う姿勢のひかりだったが、ヤクザの若社長・瑚條はそんなひかりを気に入り毎日口説きにやってくる。ひかりの身の上話に耳を傾け、優しく抱きしめてくれる瑚條に、本当はいい人なのかもしれない、と心揺れるひかり。しかしある日、園児を庇って怪我をした瑚條が記憶喪失&幼児退行というまさかの事態が勃発。見た目は大人、中身は子供というなんとも扱いづらい瑚條を預かることになったひかりは…。

感想・レビュー・書評

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  • 2013/12/23【古】 350円

  • 表紙が可愛い。両思いになったその後をもうちょい見たかったなぁ。

  • 初読み作家さんでしたが予想以上に好きな話でした(*´д`*)表紙のムクさんのイラストとヤクザ設定に惹かれて購入。あんまりヤクザなシーンはありませんでしたが、瑚條が可愛かった(^q^)ひかり先生は男前でもあり、エチの時とのギャップが良いですね(・∀・)イイ!周りの人もいい人が多く、ほんわかあたたかいお話でした。

  • ひかりが身寄りもなく、フラフラしていた頃に拾ってくれた幼稚園の園長。恩返しのつもりもあり、一生懸命教員見習いとして働く。しかし、その園にある日極道の若頭が部下と一緒に乗り込んできて、立ち退きを要求。
    ちょっとのんびりした園長夫妻では心配で、ひかりは気を揉む。
    しかし、なぜか若頭・瑚條に気に入られ、自分と付き合うならこの話はなかったことにしてやると言われる。
    男と付き合うなど考えたこともなかったひかり。しかし、その答えを出す前に瑚條が4歳児に退行してしまい、父親である会長との不仲からそれがバレるわけにもいかず、幼稚園で預かることになり・・・。
    とにかく表紙の通りにホンワカしてて可愛い話なので、ちっとも極道っぽくないかも。瑚條についても退行して、ちょっとやり直すチャンスみたいなのをひかりがちゃんとサポートしてあげてて、すごいかわいいです。
    瑚條がほぼ4歳児のままのストーリーなので、あんまりラブラブな感じは薄いですが、ほっこりする話かなー。

  • なんだかねぇ。ウルウルきてしまいました。
    4歳の蓮也くんに。
    よさみしかったねぇ、つらかったねぇ・・・・・・。
    ってほとんど母の感情ですね(笑)
    だから、ひかりと幸せになれて良かったね、お父さんとも心が通じて良かったね、と母の思いました。

  • ホームコメディ?テイスト。
    記憶退行のあたりはわりとよかった。
    全体的にひかりせんせーが安直すぎるというか真面目バカというか…男前なんだけどなんか違うってか…?個人的にはいまいちキャラとしての魅力にかけましたね。
    全体を通した話はふんわりしてコメディちっくな雰囲気で好きです。

  • 893若頭×幼稚園の先生
    記憶喪失で4歳になってしまう若頭。って聞いて
    どんな事に・・と思ったら4歳らしからぬイイ子だったので
    拍子抜けはしたかなw表紙イラストのような
    ほのぼの系で、少し盛り上がりにかけたかな。

  • ちょっと文章が軽すぎて合わなかった。

  • 攻め含め、ヤクザキャラの皆さんがなんちゃってヤクザすぎた気がします
    登場人物にもお話の展開にも現実味が無かったなぁという印象
    コメディだからまぁ良いのだけれど

    設定は面白いのに、せっかく幼稚園なのにいまいち萌えられず…
    作中の大部分、攻めが記憶喪失で中身4才だったから、なかなかBLとして萌えられなかったww
    あと、いくつかのツッコミ所が気になって…

    攻めの幼少期の辛いエピソードは良かったです

  • ボーイズラブというよりも、ホームドラマな味わいの一品。ヤクザモノスキーからすると、かなりなんちゃって感はあるけれど、そもそもそういう趣旨じゃないので目をつむります。
    無認可の幼稚園で見習い教諭として働くひかりは、ある日園に立ち退きを迫りにやってきたヤクザの若社長の瑚條と出会う。ちょっと変わり者で、立ち退き話に反発した威勢のいいひかりをすっかり気に入った様子。精悍な風貌なうえに人当たりもソフトで、ひかりの身の上話にも親身に耳を傾ける。その上自分と付き合ってくれるなら、この立ち退き話を水に流すとまで言い出す始末。
    すっかり困惑するも無碍にもできず進退極まったところ、瑚條が園の子供を庇って怪我を負い、その後遺症で四歳児まで記憶退行してしまう。
    このまま組には連れ帰れないという組員たちに押し切られる形で、体は大人、心は四歳児の瑚條のお泊まり保育生活が始まる。
    どこか泰然として自信ありげだった瑚條とは打って変わって、ナイーブな四歳児の瑚條が、組長である父親との長年のわだかまりを解消していくくだりは、ややチープだけど思わずホロリ、ニヤリとさせられる。こういうトーン嫌いじゃないよ。
    欲を言えば、大人の瑚條がこんな紳士的で如才ないのはすごく好みなのだが、もっともっと得体の知れない感じだったら、四歳児の時とのギャップがさらに煽られて萌え倍増だったのにな。
    あと初っぱなひかりを気に入った理由も弱いような…。

    四歳児の瑚條が親子関係を取り戻して行く姿に自分を投影して、改めて自分の孤独を見つめ直すひかり。
    瑚條が見せる優しさを手放したくないと気持ちを揺らす。
    色々都合が良すぎるだろ感はなきにしもあらずだけど、最終的にはいい感じに瑚條の記憶も戻って、ひとりで頑張ろうとしてなかなか他人に甘えられないひかりをあの手この手で甘やかし倒す生活がスタートする。
    極道とはいいつつも、あくまでもほんわかムードに終始。

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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