罪つくりな囁きを (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576130057

作品紹介・あらすじ

公爵令嬢としてその富と地位を享受してきたマーガレット。だがある日、裕福な貿易商アッシュによって父の重婚が暴かれ、裁判で一度は庶子の烙印を押されてしまう。最終判決を数カ月後に控え、相続権を取り戻そうと必死の兄たちから指示されて、マーガレットは病床の公爵の看護師と素性を偽り、アッシュの弱みを探ることに。公爵の娘とも知らずアッシュは彼女にひと目で惹かれ、マーガレットもはじめは彼を嫌悪していたものの、その誠実な人柄に次第に心を許すようになるが…。

感想・レビュー・書評

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  • 公爵令嬢として育ったのに、ある男のせいでいまさら庶子とされたマーガレット。看護婦として父の世話をしつつ、彼の行動をスパイしろと言われたが、彼は予想していた人物と違っていて……。面白かったです。アッシュが「近づかないで」と言われたら本当に近づかないで誘惑しない。あとはちょっとしつこいくらいに(にくよくではなく)彼女自身を認めていることを言ってくる。そりゃーほだされますわ。マーガレットもいい子。必死で兄を守ろうとして、ゆずらないところがかっこよかったです。ヒーロー側の兄弟関係もよくて、兄弟モノとしてもおすすめです。

  • ★3.5
    ターナー兄弟シリーズ1
    復讐のためにヒロイン父の重婚を罪を暴き、ヒロインを庶子に貶めた貿易商ヒーロー。
    正体を偽り、憎いヒーローに近付くもヒーローの人となりを知って惹かれていく心情が書かれていて切なかった。兄とヒーローどちらかを選べなんてね。
    ヒーローの弟たちやヒロインに対する愛が綺麗で、ラストの末弟との会話にはうるっと来た。ヒーロー兄弟とヒロインの兄二人、対照的な兄弟だったなぁ。
    復讐からは何も生まれない話。

  • 原書読んでから翻訳の方も買う、というのはまずないことなので、多分、すごく気に入っている本なんだと思う。

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