十万石の誘い 公家武者 松平信平7 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 131
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576131269

作品紹介・あらすじ

将軍家光の正室となった姉を頼って十五歳で江戸に出た公家鷹司信平は、五十石の旗本となり、今は千四百石となった。明暦の大火で屋敷を焼失、妻で紀州藩主の愛娘・松姫も火傷を負い紀州で治療中。そんな折、大火で跡継ぎを喪った徳川親藩十万石の藩主が信平を娘婿にすべく、将軍家綱に直訴。強引な手段で信平に婿養子を迫る。松姫と父の紀州侯は…。書き下ろし長編時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 信平、大名屋敷に乗り込む
    十万石の誘い
    土地争い
    酔いどれ兵部

  • 松姫と幸せになれて良かったわ。

  • 徳川家光の義理の弟、松平信平シリーズ。
    突然十万石の大名に無理やり婿養子にスカウトされたものの、なんとか退けついに紀州徳川家の姫・松姫と一緒に暮らせるようになりました。
    松姫の侍女は「松姫は紀州家の姫」という自尊心から、「不浄役人」と言われた同心(信平の友人)が一緒に膳を囲んだりする、信平の家の様子に少し不服そう。
    それに比べて松姫のほうは「殿の大事な友人なんだから」と、ちゃんと受入れていて器の違いが見えます。

  • 今回は縁結びのお話でした。弥三郎さんにも良縁があって嬉しい事。信平様と松姫もようやくようやく共に住めるようになりましたね。松姫と共に中井さんと糸さんも加わってにぎやかになってきましたね。嫁に出した娘が心配でちょろちょろと様子をうかがう頑固親父な頼宣様がかわいいです。

  • 第七弾
    短編四話形式
    今度で初めて一緒に住める?
    気楽な読み物

  • 明暦の大火による混乱も次第に収まってきて、例によってすったもんだの後ようやく松姫とゴールイン。良かったね。松姫パパの親バカぶりが微笑ましい。ただ巻き起こる事件の悪役が毎回小物過ぎて、呆気なく解決して物足りない。骨のある悪役が数巻にわたって信平を窮地に追いやるとかないのかな。

  • 前作であんなに引っ張った割には、
    松姫の怪我はあっさり治り、
    信平とあっさりと一緒に住めて、
    ちょっと拍子抜け。
    そうなってほしいと思っていたから良いけど。

    信平よりも善衛門の方が活躍している、
    ような気がするのは気のせい?

  • やーっと、信平と松姫が一緒に暮らせるようになって良かった。
    “鷹司松平ファミリー”の仲の良さに癒されます。

  • 将軍家綱も阿部豊後守、松平伊豆守も信平が大好き。
    相変わらず紀州徳川頼宣の娘・松姫LOVEさ加減に萌えるw

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著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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