満月の夜に逢いましょう (ハニー文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 24
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576140421

作品紹介・あらすじ

駅の階段から落ちた綾が目覚めると、そこは見知らぬ国だった。しかも体が子供サイズになっていた!?けれどラッキーなことに好み直撃な男・ルードルフに拾われ、子供のアヤとして一緒に旅をすることに。しかし満月の夜だけは体が元の大きさに戻れるとわかった綾は、正体を明かさないまま一人の女としてルードルフに会いにいく。兵士であるルードルフは綾をスパイと思い込みながらも、イヴと名づけてくれて…。

感想・レビュー・書評

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  • 彼氏に振られ、友人には地球上の男とは無理、と言われ
    階段を落ちれば別世界で、しかも子供になっていた?!

    即保護者的な人物に遭遇して安全なのは
    よくあるパターン。
    そうして安全と一緒に移動しているわけですが
    本来なら主人公になりそうな神子様がいたり。
    もう終わっているようなので、平和といえば平和。
    軸は、主人公と保護者の恋愛状態?w

    最後の方に危険があるだけで、本人にとっての危険は
    ほとんどなし。
    精神年齢が大人のまま子供を演じる、のは
    何かが削られている感じがしますが。
    しかしここまで騙されていいのか、と言われると複雑です。
    ただ相手がどう見ても子供なら、こうなるやも?
    そもそも保護者、基本善良そうではあります。
    これ以上騙されないように、気を付けてください…w

  • この手の文庫では珍しい、異世界トリップ&子供設定でしたが、一人称で書かれている文章が読みやすくて、意外と一気に読んでしまいました。

    綾が美人を自覚してるのと、子供がどうすれば受けがいいかとかを考えてる腹黒さんでしたけど、私的には流されやすいヒロインよりかは好感が持てました。

    ただ、最初の出会いがルードルフの立ちションシーンだったのは、うーんって感じで、あと綾がルードルフに惹かれるのは分かるけど、ルードルフが綾に惹かれるのは分からなかったです。どうみても怪しい女にしか見えないんじゃないかなぁって感じです。

    子供になってる綾をどう元に戻すのかのところはうまくまとまっていたように思います。(異世界トリップものは元の世界に戻るやら戻らないやらで悩む主人公が多いですけど綾は元の世界への未練がないからまとめやすかったのかも)

  • ヒロイン、性格悪いな! まあそれごと受け止めてくれる、度量の広い男を出会えてよかったね、という感じ。彼と仲間達に囲まれて、もちょっと丸くなるといいですな。

  • 主人公非常にサバサバしており、ストーリーがサクサク進み、ページをめくる手が止まらないまま一気読みでした。面白かったです。松雪先生の作品の魅力はどんなトンデモ展開でもなぜか納得してしまう説得力のある描写だと思います。

  • 異世界トリップ。同じトリップもののウサギの王国シリーズより主人公に感情移入できない(女なのに…)のは、
    自覚美人で策略家(腹黒)だからだろうか?
    そして、お互いが惚れる要素が薄いような~(T-T)特にルード(男)が主人公に惚れるところ。
    一人称なので思考が明け透けで、ふふん、とかいう表現にちょっと違和感。

  • 作家買いです。BLじゃないので不安でしたが面白くて一気に読みました。
    デビュー前の投稿作で「ウサギの国」の原点のような異世界トリップ物でした。
    ファンタジーのような世界に子供の姿で中身はおとなの腹黒行動が笑えます。

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