将軍の宴 公家武者 松平信平9 (二見時代小説文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576140513

作品紹介・あらすじ

四代将軍家綱の正室顕子女王に京から刺客が放たれたとの剣呑な噂。江戸城吹上庭園での家綱主催の宴に、将軍御台所暗殺という前代未聞の事件が起ころうとしている。三代将軍家光の正室の実弟、鷹司信平は姉を頼って江戸に出、公家から直参旗本となっていたが、老中らから依頼され、この危機に立ち向かう。宴で正室を狙う謎の武舞に、信平は秘剣鳳凰の舞で対峙する。

感想・レビュー・書評

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  • 天下の茶碗のオチは、ありがちかなぁ。

  • 藤原は、ここではそんなに悪人ではないですね。

  • 「鉄の証文」の、
    松平信平の関係ないところから、
    同心の五味が事件を運んでくるという流れが、
    ありがといえばありがちだが、
    自然な流れでいい。

    一方、「天下の茶碗」の
    信平が見つけて安く買った茶碗が本物だったというオチは、
    それまでの紆余曲折があるものの、
    ありがち過ぎて好みではない。
    複雑ですな、読者心理は。

    次作は、話が京へ行くようで楽しみ。
    それにしても、
    前作であきらめろとばっさり言われていたけれど、
    五味とお初さん、なんとかならないのかなぁ。

  • 最初の二作はもやもやっとしたのですけど、三話目は好きな感じです。お茶は道具じゃないのだ。ラストの将軍の宴は面白かった!続く的な感じですけど、なんだかワクワクします。読み終わった後で表紙を見返すとあのシーンですね。かっこいい……!

  • 今回も信平様が市中でお城で悪と対峙する。

  • 鉄の証文
    神楽坂の虎
    天下の茶碗
    将軍の宴

  • 三代将軍家光の正室「本理院」の実弟、鷹司松平信平の活躍を描く時代小説も九巻目。

    今回は切った張ったの無い「天下の茶碗」という話が特に面白い。
    二代秀忠期まで所持を禁じられていた「新田岸部」作の茶器を巡る騒動で、買えば数万両もする茶器と、信平が偶然一両で買い求めた贋作が絡んできて事態は思わぬ方向へ…他三編。

  • シリーズ9冊目ともなればパターン化はある程度覚悟ですが、2話目の「神楽坂の虎」は珍しく後味の悪いやるせないお話でした。3話目「天下の茶碗」は、名僧を説得する信平の言葉には感動ですが、最後のオチが落語のようで笑えました。4話目「将軍の宴」では、またまた出世すごろく前進するものの、大きな陰謀が次回へつづく…。

  • 第九弾
    四話構成、最初の三話は例よって、都合よく解決
    タイトルでもある四話目は、次回以降へ話をつなげる?

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著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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