初恋の諸症状 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 83
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576141084

感想・レビュー・書評

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  • 察する男x顔に出る男
    十年越しの恋が実る系、好きですね。
    ただ、裏表紙のあらすじで盛大にネタバレされている気がしますが…
    なんとなく表紙で損してるかも。

    両想い後もくしゃみが止まらないとしたら猫アレルギーの猫飼いみたいで不憫な気持ちに。

  • 製薬会社で研究職に付く秋人は新任のMRとして現れた初恋の相手の久我と十年ぶりに再会し…。

    久我の側にいると気分が高揚し、離れると落胆するのは躁鬱。

    胸が苦しくなるのは狭心症という原因不明の病の正体が恋だと気付き、そして久我の顔に傷つき離れたのに再会してやはり好きだと苦悩するのが切なかった。
    社での秋人の今の部署での苦悩もやるせなくて。
    でもそこは久我が、とスッキリ解決してくれて良かった。
    辛いと思っていた初恋が実ってこれからは楽しく共に前を向いて幸せにと。

  • 幼馴染同級生再会モノ
    ある製薬会社に勤める秋人。飲み会で再会したのは営業として入社してきた久我。
    実は秋人は昔から久我の前だと不整脈や、赤面症などの症状に悩んでいた。高校に入る前にようやくそれが恋だと自覚し、これ以上一緒にいたら気持ちが隠せなくなりそうで高校卒業後は一切久我との連絡を絶っていたのだが、再会してまた症状が再発してしまい…

    社内のトラブルとかも交えつつ、2人の過去と現在の話をうまく織り込んであるお話だなーという印象。
    まぁ、とりあえず秋人はわかりやすすぎるので久我が自惚れるのもわかります

  • 積本崩し。製薬会社に勤務でMR・久我×研究員・秋人、小中高の同級生で10年ぶりの再会愛。恋の症状を小学生の頃「家庭の医学」で調べる秋人がかわいい♡ ドキドキするのは狭心症だとか、更年期障害だとかw 真面目で一途な秋人が非臨床実験の事で悩む所は、私も考えてしまった… ちょっと久我の印象が薄かったですが、面白く読みました。ただ、秋人が学生の時にも「私」というのは違和感があったかな。

  • ★3.7
    面白かった!恋の諸症状に病名つけるとか久我といる時にくしゃみ出たりとか、秋人の真面目な人柄や言動がすごく面白くて可愛くてツボだった〜!秋人が不当に人事異動させられたのを暴いてくれたり、絶対久我も秋人のこと好きでしょって読みながら思ってたけど、ちゃんとお互い告白して想いが通じあったところはキュンときた〜それまでが長かったから余計(笑)

  • 「お前俺のこと好きだろ?」ってあらすじ紹介と内容違います。
    初恋再会物で仕事も上手くからんで面白い話でした。久我が秋人のことを好きになったもう少し甘い部分があると良かったかも。

  • 心理描写も丁寧で安心して読める作家さん。
    この話も同様で、主人公の拗らせ片想いをたっぷりと堪能できました。舞台になる仕事描写もおろそかにせず、ちゃんと書かれているのも好感。だけど今回は個人的に受のキャラに萌えを感じませんでした。うーん、残念。

  • MR(営業)×研究者
    好きだと自覚して連絡を一方的に断った幼馴染が
    自分と同じ会社に…というお話。
    あらすじが後半山場のネタバレなのはどうなのかしらw
    お仕事要素も結構あるので楽しめました。

  • 再会モノ。 仕事の軸と長年片思いの軸とどちらもそれなりに。仕事の方はややストーリーが急転直下気味でしたが、軽く読めました。

  • 製薬会社のMRの久我×研究者の秋人。再会もの。
    言葉にせずとも相手のことがわかるってのはいいですね。でも最後の肝心なところを見誤る。
    久我がともすれば嫌なやつになりそうなんですが、そうはならずに秋人のこじらせた初恋とうまく絡めてある。あんまりこういう諸症状とかは好きじゃないですが。
    最後はとっても甘くてよかったです。秋人が素直でほんっと愛おしい。

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著者プロフィール

海野幸 Sachi Umino
身体がゴリゴリに固まっているのでストレッチポールを購入しました。
仰向けに寝転がると胸の辺りで『ぼきゃらっ!』という音がして、これは人体から発せられても大丈夫な音なのかと不安になります。

「2019年 『悪い男には裏がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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