ペイシェンス 愛の服従 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
- 二見書房 (2014年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (604ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576141220
作品紹介・あらすじ
燃えさかる欲望は愛と呼ぶにははかなすぎて――前作『パッション』を遥かにしのぐ切なさと官能!
自分の驚くべき出自を知った傷心の貴族と、ただひとり愛した人に拒絶された貞淑な娘。
互いの傷を癒しあうように、情熱の関係は燃え上がり……
過去に傷ついた経験から愛を遠ざけ、音楽に打ち込む日々を送るペイシェンス。
伯爵の息子として育ちながら、卑しい出自が世に知られることとなり、自暴自棄になるマシュー。
仮面舞踏会で出会い、現実から逃避するようにしてマシューはペイシェンスに溺れ、ペイシェンスも、“忍耐"を意味する名のとおり
マシューに服従することに悦びを覚えていく。互いの傷を癒しあうかのように続くめくるめく関係。
だが、そこに“愛"が芽生えはじめたとき、皮肉にもその関係は変わっていき……。
感想・レビュー・書評
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とてと激しいホットシーンだけれども、純粋…。
パッションの時とキャラが全く違うと思ったけど、マークがパッションを侮辱されて怒り出した時に、あ、パッションの時のマシューだってなりました。
ペイシェンスが牧師の娘だからしょうがないけれど、復讐に頑なに拒否をしだしたときは、良い子ちゃんすぎだろとは思いましたがちゃんと悪は裁かれて良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『パッション』の続編。妹ペイシェンスのロマです。
ペイシェンス(Patience)忍耐というヒロインの名のとおり、読者も多少忍耐を強いられるかも。
服従と支配というセックステーマは、いわゆるエロチカ(官能小説文学)に分類してもいいような作品
表現は赤裸々だが、結婚が決まるまで処女を守ってくれる辺り、節度のある関係…といえなくもない。
チェロに固執し愛を受け入れまいとする彼女への、マシューの切ないまでの想いがとても良いロマ。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4343.html -
これはエロマンスに入れてもいいかもしれない。 BDSM風だが「ラブラヴいや~ん」な2人なので、ハードさは無い。前作と同じく、官能シーンは無視しても充分な読み応え。6年待った甲斐あり。