誘春 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 92
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576150215

作品紹介・あらすじ

それは、二人だけの秘密の儀式-。人気料理研究家の父・清明に十歳まで施された赤ちゃんごっこが最も幸せな記憶である暁は、実の息子でありながら清明へのくるおしい欲望を抑えきれず、山奥の全寮制学園で生徒教師を問わず性交を重ねる毎日。息子の演技にも限界を感じていた誕生日の夜、暁は清明の秘密を暴き、父子の真実を知ることに…。表題作の後日談『狂秋』・輪廻する父子の禁忌を描く『いつの日か、花の下で』を収録。宿命の禁断愛!

感想・レビュー・書評

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  • この親子は…清々しいほどに突き抜けてた(笑)
    もうどこまでもラブラブか!!
    対して2作目は思いのほかシリアスでこちらも親子ものだけど泣いた。

  • 有名料理人の父親×全寮制の学校に通うビッチ息子
    ガチ親子もの

  • ショタ描写注意( ̄▽ ̄;)うーん。胸糞悪いエロ。アホエロに抵抗はないけどもう少し芸がほしいというか…。ビデオ撮影プレイがお好きなんでしょうか。とりあえず、幼児口調、間延びする口調をどうにかしてほしい…。
    攻めの執着ものは好きなんだけど、マジモンの父子やし、生まれる前から(母親選びから)そのことだけしか頭にないって…つまり受け自身より自分の血が繋がった子に執着するただの異常性癖者。
    笠井絵師の挿絵は素敵でした。

    追記。最後まで読んだら(転生ものだった)、攻めの執着は理解できました。

  • ▼あらすじ
    それは、二人だけの秘密の儀式――。
    人気料理研究家の父・清明に十歳まで施された赤ちゃんごっこが最も幸せな記憶である暁は、実の息子でありながら清明へのくるおしい欲望を抑えきれず、山奥の全寮制学園で生徒教師を問わず性交を重ねる毎日。
    息子の演技にも限界を感じていた誕生日の夜、暁は清明の秘密を暴き、父子の真実を知ることに…。
    表題作の後日談等を収録。宿命の禁断愛!


    ***

    とりあえず一言。
    これから読む人は覚悟をした方が良いかと思います…(笑)
    私のように、この人の作品を読んだ事がない方は尚更…。
    因みに私は読み終わった後、衝撃的過ぎて軽く目眩を起こしました(笑)

    帯と美麗な表紙に釣られて購入しましたが、何ていうかその…今まで読んだ小説の中で一番、”狂っている”と感じました。(内容的に)
    これは多分、賛否両論の作品になるのではないでしょうか…。

    まず、実の父親である清明が予想の遥か斜め上を行くレベルの変態で笑えて来ます。
    母親であるリリーも貞操観念が破綻しているどころか色んな意味でぶっ飛んでるし、そんな両親の元から産まれた息子もまた然りです。魔性+淫乱属性。
    とにかく、登場人物もれなく全員狂ってます。
    モブでさえも狂っている…いや、狂ってしまう始末。
    常人ではおよそ辿り着けない&理解出来ない域に皆さん達してらっしゃいます(笑)

    変態だろうが淫乱だろうが近親相姦だろうがバッチコイな私にはそれでも一気に読んでしまうぐらいには面白かったですし、非常に読ませる文章を書く方だとは思ったのですが、それも前半まで。
    後半の「いつの日か、花の下で」は世界観がガラッと変わり、一気にシリアスモードに。
    本編との温度差があり過ぎて付いて行くのが大変だった上に、戦国系?といったジャンルに一切関心が無い為、それらしい雰囲気が出て来た瞬間、まー気持ちが冷める冷める…。

    そして極めつけはラストの展開。
    メリバだろうが何だろうが死ネタが苦手な私には衝撃的過ぎて正直、手を出さなければ良かったと後悔しました。
    重い。とにかく重過ぎる…!切な過ぎる…!!
    これなら普通に異常な近親相姦モノにして、後編は清明視点の別のお話…とかの方がまだ良かったです。
    あくまで超個人的な意見ですが。

    また、小冊子を読んでも…最早重い溜め息しか出ない(笑)
    結局リリーは全部気が付いていて、この家族は本当に狂っているんだと。美しい悪魔なんだと再認識させられただけで萌えは無かったです。
    寧ろ、殺されなくて良かったね…という安心しかないです(笑)
    何だか本当に表紙と帯に釣られたなぁ…と、少し残念に思いました。

  • 久し振りの吉田珠姫センセ、ガチ父子ものでした。こちらのセンセの作品は、手に取るまであれこれ怯えることが多く…
    癖が強いというか、独特な持ち味がありますね。この作品は私的には「鬼畜」ほど不快感がなく、素直に萌えることができました。
    これだけは読んでみなくちゃわからないですね。

    イラストが笠井あゆみセンセだったことも多大な影響があった気がします。えろいです。そして美麗でうっとり。お父さんがカッコよすぎる!あんなHENTAIさんなのにww
    またしても強烈なHENTAIが登場。新たなHENTAIコレクションが増えましたw
    イケメン人気料理研究家のお父さん。やってくれました…!

    息子の暁が呆れるほど超淫乱でびっちなのにドン引きますが、お父さんもっとヤバいです。暁に赤ちゃんごっこだけじゃなく、もっとすごいことしてたのがww
    「鬼畜」の時の幼児言葉は萌えなかったけど、こちらはなぜか萌えました。きっとお父さんがあまりにも暁のこと好き過ぎるのが、強烈に伝わってくるからかもしれません。そして、暁もお父さん大好き!ってわかるので、このラブラブ感が幼児語使ってもなんだかただのバカップルにしか見えなくなってしまうポイントだったと思います。

    お父さんの思考回路がHENTAIすぎでしたね。愛もあるしイケメンだから許されるけど、異常レベルですww
    まだまだ自分は勉強不足だとしみじみとしてしまいました。

    「いつの日か、花の下で」は、齋藤親子と同型の近親相姦ものでホラーテイスト入っていて怖かったです。
    こちらも互いに愛し合っていることがよく分かって切なくさせられました。BE的だったのには、ちょっと不満が。表題作がとても微笑ましく見えるくらい、こちらはシリアスでした。

  • BLと言うよりも、昭和のJune誌に掲載されてそうな匂いがプンプンした。

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著者プロフィール

初単行本は1993年『天にとどく樹』(白泉社・花丸ノベルズ)。
(同書は海王社・ガッシュ文庫で復刊されている)
代表作は『石黒和臣氏』シリーズ(白泉社・花丸文庫)、
『神官』シリーズ(海王社・ガッシュ文庫)など。
シリアスからダークエロス、ギャグなど、その作風は幅広い。
個性豊かで印象的なキャラクターと、ドラマチックな物語展開が魅力。
シリーズ化した作品多数。

「2013年 『アイラ ~許されぬ想い~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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