- Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577042700
作品紹介・あらすじ
わずか2cmの小さな魚、ダンゴウオが教えてくれた震災後の海の底のおはなし。だれも見たことのない海を撮り続けた3年半の記録。
感想・レビュー・書評
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震災から年月がたって、魚たちはたくましく生きていることがわかった。
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大震災直後の岩手県宮古湾の海底には、津波で流されてきた生活用品が溢れ、生物の姿はなかった。しかしその三年半後には海藻が茂り、様々な生物たちが海に戻ってきて、生活用品と共存している。たくさんの鮮やかな写真から、自然の神秘と力強さが伝わってくる。
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ダンゴウオってしってますか?魚なのに泳ぐより岩にくっついてくらしています。東北大震災の津波によって変わってしまった海の中、それでもたくましく生きている生き物の写真集。
(isisi) -
震災後の海の中を撮影し続けた作者が、語る写真絵本。
震災の記憶がほとんどない今の低学年の子どもたちに、震災をそっと語るのに良い本だと思いました。
ダンコウオが、読み手の緊張感も聞き手の緊張感も解いてくれます。海の中にある車やピアノ、扇風機にこどもは驚きながらも、新しい環境を受け入れてたくましく生きる魚たちのすがたに励まされ、癒されていきます。「すごいね」って素直に思える本です。 -
震災後の海の中を撮影し続けた作者が、語る写真絵本。
震災の記憶がほとんどない今の低学年の子どもたちに、震災をそっと語るのに良い本だと思いました。
ダンコウオが、読み手の緊張感も聞き手の緊張感も解いてくれます。海の中にある車やピアノ、扇風機にこどもは驚きながらも、新しい環境を受け入れてたくましく生きる魚たちのすがたに励まされ、癒されていきます。「すごいね」って素直に思える本です。 -
震災のあった海に生き物が戻ってくるということと、今も海に沈む人工物、震災の爪痕…テーマは理解しているつもりだけど、何かが心にひっかかるのです。
人工物を海から引き揚げることは、自然を元に戻すために必要。それはわかるのです。
でも、人工物と同じように津波にのまれてしまったあまりにも多くの命の尊さを思うと、ダンゴウオの飄々とした姿に大きな違和感を覚えてしまうのです。
うまく表現できなくてごめんなさい。