ダンゴウオの海 (ふしぎびっくり写真えほん)

  • フレーベル館
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本棚登録 : 135
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577042700

作品紹介・あらすじ

わずか2cmの小さな魚、ダンゴウオが教えてくれた震災後の海の底のおはなし。だれも見たことのない海を撮り続けた3年半の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 震災から年月がたって、魚たちはたくましく生きていることがわかった。

  • 5歳4ヵ月

    〈親〉
    絵が好き
    内容が好き ◯
    今回は早すぎた。いつかまたよんであげたい ◯

    〈子〉
    初回からくいつく◯
    何度も読む ◯

    その他

    テレビで見知った「ダンゴウオ」について興味をもったようだったので、かりてみました。
    まだ息子には難しい漢字が多く、一人でじっくり読むことはできませんでしたが、自力で読めるところは読んで、難しいところは「読んで」とせがんできました。
    読後は、ダンゴウオかわいいな〜、で終わり。
    海にも甚大な被害をだしたあの震災をまだ息子は知りません。海の再生の物語をいつか理解できるようになったときに、また手に取りたいです。

  •  ダンゴウオは、東北の海にすむ小さな魚。2011年の3週間後から3年目の6月までの海の様子。

  • 大震災直後の岩手県宮古湾の海底には、津波で流されてきた生活用品が溢れ、生物の姿はなかった。しかしその三年半後には海藻が茂り、様々な生物たちが海に戻ってきて、生活用品と共存している。たくさんの鮮やかな写真から、自然の神秘と力強さが伝わってくる。

  • ダンゴウオってしってますか?魚なのに泳ぐより岩にくっついてくらしています。東北大震災の津波によって変わってしまった海の中、それでもたくましく生きている生き物の写真集。
    (isisi)

  • 震災後の海の中を撮影し続けた作者が、語る写真絵本。
    震災の記憶がほとんどない今の低学年の子どもたちに、震災をそっと語るのに良い本だと思いました。
    ダンコウオが、読み手の緊張感も聞き手の緊張感も解いてくれます。海の中にある車やピアノ、扇風機にこどもは驚きながらも、新しい環境を受け入れてたくましく生きる魚たちのすがたに励まされ、癒されていきます。「すごいね」って素直に思える本です。

  • 震災後の海の中を撮影し続けた作者が、語る写真絵本。
    震災の記憶がほとんどない今の低学年の子どもたちに、震災をそっと語るのに良い本だと思いました。
    ダンコウオが、読み手の緊張感も聞き手の緊張感も解いてくれます。海の中にある車やピアノ、扇風機にこどもは驚きながらも、新しい環境を受け入れてたくましく生きる魚たちのすがたに励まされ、癒されていきます。「すごいね」って素直に思える本です。

  • 震災のあと、少しずつ回復していく海の様子に自然の力強さを感じました。

  • 震災のあった海に生き物が戻ってくるということと、今も海に沈む人工物、震災の爪痕…テーマは理解しているつもりだけど、何かが心にひっかかるのです。
    人工物を海から引き揚げることは、自然を元に戻すために必要。それはわかるのです。
    でも、人工物と同じように津波にのまれてしまったあまりにも多くの命の尊さを思うと、ダンゴウオの飄々とした姿に大きな違和感を覚えてしまうのです。
    うまく表現できなくてごめんなさい。

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