勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語 (フレーベル館 ジュニア・ノンフィクション)

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著者 : 梯久美子
  • フレーベル館 (2015年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577043059

勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語 (フレーベル館 ジュニア・ノンフィクション)の感想・レビュー・書評

  • 著者が「詩とメルヘン」の編集者だったとは! 知らなかったので驚いたが、その後すぐに、ああそうだったのかと深く納得するものがあった。小難しい言い回しや威圧的な言葉をまったく使わず、大上段の正義を振りかざしたりしない著者の姿勢は、やなせたかしさんや「詩とメルヘン」と同じだ。

    作家として独立した著者が、なかなか仕事がなく苦労していた時代、やなせさんはさりげなく手をさしのべてくれていたそうだ。これは、間近でそういう経験をした人だからこそ書ける、あたたかい評伝だ。やなせたかしさんは、肉親との縁が薄く、つらいことの多かった人生だったということを、亡くなってから知った。本書は、それでも常に前向きに、正しいと信じることを大切に生きた、やなせたかしさんの姿をくっきりと描いている。

  • やなせたかしが著者となっている自伝的な本を読んだことがあるが、(『わたしが正義について語るなら』『何のために生まれてきたの?』)、そしてその本も悪くなかったが、これは、よりやなせたかしの人生と人柄を分かりやすく伝える。
    対象年齢をかなり低くしているので「男の子」にすらフリガナがあり、はじめはちょっと鬱陶しい感じもするが、慣れれば気にならない。
    分かりやすさのポイントは、子ども向けに平易な文章で書かれていることはもちろんだが、
    1.時系列になっていること
    2.やなせたかしの作品を適切な場面で上手く紹介していること
    3.本人が語れない、やなせたかしの人となりの素晴らしさを書いていること
    が大きい。
    更に素晴らしいのは、著者が実際やなせたかしと深く関わった人で、敬愛の情が伝わってくること。
    もっと素晴らしいのは、子ども向けの伝記としては文章が非常に巧いこと。
    子どもは大人より語彙がなく、難しい文章は読めないのだから、大人向けに書く書き手よりある意味テクニックがないといけないのだが、予算的都合か、子ども向けノンフィクションの書き手はなぜか下手な人が多く、分かりやすくても浅かったり、文章自体に魅力がなかったりして、大人が読んで満足できることはほとんどないのだが、これは大人が読んでも子どもが読んでも満足できる本になっている。
    やなせたかしが残した作品にそれほど心を動かされたことのない私でも感動したのだから。
    やなせたかしの功績はたくさんあり、第一は絵本や詩や漫画の作品なのだろうが、このような書き手(編集者やイラストレーター、スタッフなども)を育てたことも立派な功績だと思う。
    作品は素晴らしいが人間的には…という人もいる中で(それはそれで作品を評価すればいいことではあるが)、やなせたかしは尊敬できる人だったと、子どもたちの胸に残る伝記を残せたことは、やなせたかしが本当に徳のある人物だったことを証明するものである。

  • やなせ先生は、ご存命のうちにお会いしてみたかった人だなぁと、この本を読んで改めて思いました。

  • やなせたかし先生を綴った話。借りてびっくり

    …子供向けの話でした。

    ちょっと残念。

  • 【伝記】アンパンマンマーチへの思いが伝わる。小学三年生以上に、読みやすい文で綴られていました。

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勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語 (フレーベル館 ジュニア・ノンフィクション)の作品紹介

アンパンマンを生みだしたやなせたかし先生の伝記。

勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語 (フレーベル館 ジュニア・ノンフィクション)はこんな本です

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