理解しやすい倫理 (新装版)

著者 :
  • 文英堂
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784578241096

感想・レビュー・書評

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  • ・もともとは、佐藤優が「人をつくる読書術」で「『啓蒙の弁証法』は高校の倫理の教科書に載ってる」ということを書いてて、ホンマかいなと思って確認用に中古で購入。ホントだった。まとめも、そこそこ的確で、ハーバーマスのコミュニケーション論にも言及されている。おみそれしました。

  • 高校倫理の重要事項がわかりやすくまとめられています。

    同じ「理解しやすい」シリーズの政治・経済とともに、佐藤優が推薦していることで有名になり、受験生以外にも多くの読者を獲得しているようですが、中身はオーソドックスな参考書といった印象です。

    センター試験で倫理を選択するひとが、基本事項を一通り確認するのに最適の本だと思います。

  • 佐藤優の人生相談で推薦されていて、哲学の歴史を総ざらいしたかったので読みました。

    東洋・西洋、紀元前から近代までこれでもかという程一挙に網羅されており、それでいてさすが百戦錬磨の参考書、非常にわかりやすい。

    とりあえずアリストテレス時代、デカルト時代→カント→ヘーゲルは一度時代順に抑えておいたほうが良い気がします。とてもわかりやすい良書。

    ■『ギリシャの一般市民にとって「ひま(閑暇)」(スコレー)をもつことは、自由人であることの資格であり特権であった。この「ひま」こそ、自由な精神活動の源泉であり、学問を実用の道具から切り離して独立させた基盤であったといえよう。一般市民が「ひま」をもっていたからこそ、かれらは自由な討論のなかで理性(ロゴス)を発達させていった』

    現代日本はやろうと思えば異常に「ひま」で溢れる日常を過ごすことが出来、「学問を実用の道具から切り離す」ことが許されず苦しむ時代かもしれません。

    ■『1人の人間の自己表現の強い想いが、その人の人生に生き甲斐と喜びをもたらすとともに、時代を越え、国境を越えて、多くの人々に感動と生きる意欲をわきたたせる。それが、芸術なのである。』

  • 倫理すきー

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著者プロフィール

1949年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科およびドイツ・ボーフム大学哲学部ドクター・コース修了。哲学博士。専門は哲学・日本哲学史。著書『哲学のヒント』(岩波新書)、『はじめての哲学』(岩波ジュニア新書)、『大正史講義【文化篇】』(共著、ちくま新書)など。

「2022年 『西田幾多郎『善の研究』を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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