野菜ばっかり

  • 文化出版局
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579208609

感想・レビュー・書評

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  • 昔、祖母が料理下手な私のために『きょうの料理』の定期講読を頼んでくれていた。
    月に一回、祖母が自転車で買い物に行く。
    行き先は近所の食料品店。
    そこで何時間もお店の人と井戸端会議をして、ついでのように(笑)自転車の後ろにくくりつけた空きダンボールいっぱいに、買った物を入れてきていた。
    パンパンに膨らんだ箱の中には必ず『きょうの料理』があった。

    『きょうの料理』は料理そのものも美味しそうだったが、それを作る料理人達もスター揃いで、皆さん輝いていた。
    その中でも一番のお気に入りはケンタロウ氏。
    私が読んでいた頃は連載記事が絶え間なく続いていた。
    よっぽど人気だったのだろう。
    おしゃれでおいしそう、というか「うまそう」でおまけに手間のかからない料理は、憧れて何品か作った。

    この『野菜ばっかり』はそのタイトルの通り、肉や魚を使わない料理レシピ集。あ、でも乾燥の魚介や、缶詰、乳製品は使っているので、厳格なベジタリアンの方の求めるものとは違うかもしれない。
    とにかく写真がうまそう(^-^)
    おおざっぱに食品を切ったり盛り付けたりしているようで、ちゃんと計算されてるんだろうな。
    粗挽き黒胡椒を思いきり豪快に振りかけているのも、「これぞケンタロウ飯」という印象がある。
    パクチーがメインのサラダなんてある!
    近年のパクチーブーム。時代がケンタロウに追い付いたか(笑)
    ケンタロウ氏の文章も大好き。
    漢字よりもひらがなカタカナ多めで、一文が短く、優しく、親しみやすい文。たまに使う「強火でざっざっざっと炒めて」などの擬音も食欲をそそる。

    カレーライスやサラダ、スープ、パスタのレシピが多い。
    市販のルーを使わず、カレー粉やトマトピューレでベースを作る「夏野菜といろいろ豆のカレー」は今年の夏挑戦してみようかな~。

    • nejidonさん
      5552さん、こんにちは(^^♪
      楽しいレビューで、何度も読ませてもらっています・(笑)
      最初の6行が特に好きで、何だか幸せな気持ちにな...
      5552さん、こんにちは(^^♪
      楽しいレビューで、何度も読ませてもらっています・(笑)
      最初の6行が特に好きで、何だか幸せな気持ちになります。
      と言うのも、私もずううっと「きょうの料理」の愛読者だったのですよ。
      定期購読だから届いて当たり前なのに、どうして嬉しいんでしょうね。
      あの本で、どれだけ勉強させてもらったことか!
      5552さんごひいきのケンタロウさんて、小林カツ代さんの息子さんですよね。
      事故に遭われて以来お顔を見てないのですが、また元気な姿を見せて欲しいです。
      「夏野菜と豆のカレー」は、おかげさまで得意料理です(笑)ぜひぜひ!
      2018/03/23
    • 5552さん
      nejidonさん、こんばんは!
      コメントありがとうございます(^-^)

      nejidonさんも『きょうの料理』の愛読者だったんですね...
      nejidonさん、こんばんは!
      コメントありがとうございます(^-^)

      nejidonさんも『きょうの料理』の愛読者だったんですね!
      『きょうの料理』という雑誌は料理を作ること、それを食べる、食べてもらえるヨロコビが雑誌全体に溢れていて、読む度に幸せな気分にさせてもらえたものです。
      この本のケンタロウさんの文章とレシピを読んで、懐かしさがこみ上げてしまい、このようなレビューとなってしまいました(^-^;
      祖母には出演料あげないといけませんね(笑)

      ケンタロウさんの交通事故の時はとても驚きました。予後についてはいろいろ報道されているのですが、真偽のほどは分かりませんね。またいつか彼の新しいレシピでうまい料理を作りたいです。
      お母様のカツ代さんの料理も好きでした。
      料理ってその人の人柄が確実に出ますよね。

      『夏野菜と豆のカレー』はお豆好き、トマト好きにはたまらないカレーだなあと思いました。
      夏が楽しみです♪
      2018/03/23
  • 私は野菜が好きだ。近頃頓にそうである。
    世間にはサラダの本はいっぱいあるのだが
    メインでお野菜を食べる本がなくて不満だった。
    温野菜の類が好きな私としては、この本は良くて。

    お野菜だけもそもそ、ぼそぼそ食べるんじゃなく
    味や歯ごたえを楽しんで、野菜でお腹いっぱいになる。

    無理やりな味じゃなくお野菜の甘味や旨味が
    楽しめて、難しくなくて…普通に買える野菜のお料理。

    お料理の写真のそばに、お料理についての
    コメントが添えてあるのだが、短いのに効いている。

    ほんとに作って食べて、美味しかったんだなって解る。
    匂いや出来上がった時の音、湯気…とかまで想像出来て。
    思わずお野菜だけのカレー作ったけど本当にいいお味。

    図書館のだから返すけど、買ってしまうつもり。

  • そうそう、この盛り付け!
    色とりどりの野菜を豪快に盛る。
    キュウリのニンニク炒め、ポテトグラタン、インゲンとトマトのサラダ。
    美味しそう!なんだけど、アンチョビ、香菜など微妙にウチにはない食材が使われていて、子どもは食べないかも。

  • アートディレクション/白石良一 デザイン/小野明子(白石デザインオフィス) 撮影/澤井秀夫 スタイリング/中安章子
    ケンタロウさんのお肉を使わない、野菜ばかりのレシピ集。シンプルで手軽に作れるものばかりで、野菜だけでも十分食べ応えがあります。メイン料理としてはもちろん、もう一品欲しいときや、ひとりごはんにも良さそうです。

  • キッチンに置きっぱなしのケンタロウのレシピ本4冊目。
    読みやすくて作りやすい。写真も美味しそう。


    “肉が大好きなケンタロウが、肉と同じくらい愛している野菜のおいしさ満喫のレシピ集。カレー、サラダ、きんぴら、スープ、パスタなど、元気でシンプル。パパッと作れて味わい深いものばかり。 ”―内容紹介より。

     ◇野菜だけでこんなにおいしいカレー
     ◇満足サラダ
     ◇シンプルシック
     ◇たっぷりメインディッシュ
     ◇心あたたまるスープ
     ◇パスタ、パスタ


    肉系料理のイメージが強いケンタロウ氏の、野菜レシピ集。
    野菜ばっかりとはいえ、そこはケンタロウ、ボリュームは十分、男子でも満足できそうな品々ばかりです。

    野菜料理って、どうしても自分の好みの野菜ばかり買ってしまったり、調理法やや味付けがワンパターンになりがちなので、この1冊のおかげで、いろんなアレンジ方法も試せて、レパートリーの幅がグンと広がりそう。

  • 野菜なのにあんまりヘルシーな感じがしない、オトコ飯ってかんじなのが食欲をそそるっ!

  • はぁ、おいしそう。

  • ケンタロウさんのレシピは簡単でボリュームあるのでごはんが進んでよいかも。健康とかヘルシーとかは考えない方向で。

  • ケンタロウさんのレシピのよさ=ボリュームがあっておいしいのに作り方と材料が一般的。っていう図式が私の中にあるんですが、ちょっと凝ってるものが多い本だと思う。

  • 簡単においしい野菜のレシピ!手順が簡単なので重要なのが『加減』です。焼き加減とか野菜の気持ちになって料理していくと美味しくできます。マクロビなんかと違って、ケンタロウ流に美味しく気楽に野菜をたべる♪ってのがいいです。

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