あしたは月よう日 (えほんのもり)

著者 :
  • 文研出版
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580812123

感想・レビュー・書評

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  • 何気ない平和な家族の日曜日を描きながら、阪神大震災に思いを馳せる。なかなか無理ゲーかなあ。

  • 日曜日だなぁって感じ。
    こんな当たり前のことが幸せなんだよね。

  • 阪神淡路の震災をきっかけに作られた絵本。絵本の中では震災のことは何一つ触れられていない。ある家族のごく平凡なありふれた日常が描かれているだけ。その当たり前の日常は、失ってからその大切さに気付く。テレビから流れる歌声に涙を流す父親の姿が印象的。

  • 日曜日の何でもない日常の家族の生活と言うのは当たり前のことではなく、大切な、貴重な、時間だったことが、やがて分かって来るのですが~

  • なんでもない日々が幸せなんだよねー

  • 阪神淡路大震災の日の2日前の日曜日のとある家族の一日。
    典型的にお父さんは家でごろごろ、鼻はほじるはおならはするわ。ほんとお父さんって!な1日。
    そんなお父さんだけど夜ご飯はお父さんのお勧めのお店へ。なんだかんだで仲良しな家族の平和な1日。2日後の震災を知る由もなく、、
    特別じゃない日が特別になる、、震災の恐ろしさ。
    阪神淡路だけでなく、、こんな家族がたくさんいるんだな。

  • 4分

  • ありふれたごく普通の家庭の日曜の風景を描いた絵本。

  • 2015年度 6年生 3分30秒
    来週の修学旅行で阪神淡路大震災の記念館を
    見学するとのことだったので選びました。
    震災と言えば東日本大震災という6年生のみんなが生まれる少し前の大地震ですが、同じ近畿地方で起こった震災なのでぜひ知っておいてほしいです。
    どこの家でもありそうな日曜日の午後の風景が神戸弁で語られていきます。
    そして、普通にいつもの月曜日がはじまるはずだったのに。
    私達は、あの日の朝のことを思い出しながらのお話会となりました。
    2014年度  6年生 合同

  • 家族は日常的にはあまりに卑俗で、互いにこんな人いなければ、と思うこともしばしば。近いがゆえに、結びついているがゆえに、切っても切れないがゆえに、わずらわしいのだ。そして、近いのに心のうちは分からないことだらけ。すれ違い続き。

    しかし、果たされなかった思い、あったはずの明日は、それが失われた時には、手に取るように分かる。その不可思議さ。

    表紙からその扉、内容、裏表紙まで丹念に見て、ようやくそのメッセージに気付く。どこも省けない。見逃せない。精読こそ読書なのだ。それがたとえ絵本でも、マンガでも。

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著者プロフィール

1955年、兵庫県姫路市に生まれる。
絵本、小説、評論、翻訳、作詞作曲、演奏など多様な表現を試みる。長崎市在住。
1976年第3回創作えほん新人賞を受賞した『はせがわくん きらいや』(すばる書房/現在、復刊ドットコム)でデビュー。
森永ヒ素ミルク中毒事件(長谷川自身もヒ素の入った粉ミルクを飲んだ)を扱いながら、日本人の生活や心理を大胆に切り取り、斬新な絵本作法で鮮烈なデビューを飾った。
『見えない絵本』(理論社)で、1990年第20回赤い鳥文学賞。
『石とダイヤモンド』(講談社)、『鉛筆デッサン小池さん』(筑摩書房)で、1992年第14回路傍の石文学賞。
『ホームランを打ったことのない君に』(理論社)で、2007年第12回日本絵本賞。
ジャンルを問わず作品多数。2012年、第34回姫路市芸術文化賞。
2013年『およぐひと』、2014年『アイタイ』(解放出版社)を刊行。原発災害に向き合った視点を貫く。
2002年から京都造形芸術大学客員教授。

「2015年 『あなに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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