もこ もこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

著者 :
  • 文研出版
4.08
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本棚登録 : 7012
感想 : 502
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  • Amazon.co.jp ・本 (29ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580813953

作品紹介・あらすじ

「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 「もこ もこもこ」元永さんの絵が語っている。谷川俊太郎さんの言葉と ともに、「もこ もこもこ」の世界が立ち上がる。すごいなぁ…。世界中の人に伝わるなあ。
    こどもが生まれたときに 仲のよい いとこからの贈り物。

  • 何度読んだことか。
    文字が上がったり下がったりしてるから、それに合わせてイントネーションを変えて読んだり、色んな読み方ができて、その度に笑ってくれて、嬉しくて楽しい思い出の一冊。

  • 幼児向けの絵本として☆10個くらい進呈したい。
    一歳くらいの子から高学年まで不動の人気を獲得している一冊。
    ところが、大人が読むとどこが面白いのかさっぱり。
    視覚に訴える明るい色彩で、絵は「抽象画」そのもの。しかも大胆。
    そして最初から最後まで擬態語しか登場しない。
    ところが、これが子どもたちの心をとらえて放さない。
    子どもって理屈を超えた感覚の世界に生きているのだと、よーく分かる。

    おはなし会でこの本を出すときの、子どもたちの顔の輝きといったら!
    知ってる、知ってる!昔読んだ!小さい時読んだ!
    果ては、懐かしい~!という声。
    言っておくが、三歳にして上のセリフなのよ。
    いやはや、吹き出しそうでアリマス。

    表紙を見るとひとつめの「もこ」とふたつめの「もこ」が少し離れている。
    なので、「もこ」と読んでからわずかの間をおいて「もこもこ」と読むと良い。
    ひとつめの「もこ」の「こ」を、ちょっぴり声を上げてね。
    大きな字(ひらがなしかありません・笑)は、ちょっと大きな声で。
    ページの上の方に書いてある字は、ちょっと声を上げて。
    ゆっくりゆっくり、絵を見せながら読んで約3分。
    表紙をめくるとすぐ左側に現れる谷川さんの文章を、後で笑いながら読むという素敵なお楽しみ付き。

    • 九月猫さん
      nejidonさん、こんばんは♪

      地元の美術館で毎年夏休みになると、
      絵本中心のこどもの本の企画展があるのですが、
      何年か前の展示...
      nejidonさん、こんばんは♪

      地元の美術館で毎年夏休みになると、
      絵本中心のこどもの本の企画展があるのですが、
      何年か前の展示でこの作品の展示がありました。

      大きなパネルで展示されると、すご~くインパクトがありましたよ!
      まるで図形のような絵にはっきりした色彩、内容は無くて擬態語ばかり。
      しかも谷川俊太郎さん!
      すごくビックリしましたし、nejidonさんが書かれていらっしゃるように
      面白さがよくわからないし(^▽^;)
      いや、形とか音とか面白いんですけど、丸一冊となると、
      大人の頭では「?」のほうが多くなっちゃうんですよね、きっと。
      (書いていてなんだか悲しい…)

      でもちっちゃいお子さんは好きそうだな、と思ったんですが、
      やはり大好評なんですねー。
      しかし3歳くらいで「懐かしい!」のセリフは確かに思わず
      笑ってしまいますね(^m^) 可愛い~♪
      2013/03/14
    • vilureefさん
      こんにちは!

      息子がまだ0歳の頃、本好きの友人に勧められて張り切ってこの絵本を図書館から借りてきました。
      絵本コーナーなんて足を踏み...
      こんにちは!

      息子がまだ0歳の頃、本好きの友人に勧められて張り切ってこの絵本を図書館から借りてきました。
      絵本コーナーなんて足を踏み入れた事がなかったから司書さんにわざわざ「もこもこ」どこですか?なんて聞きながら(笑)

      鼻息荒く読みましたよ、息子に向かって。
      結果・・・、無反応。撃沈です。
      確かまだ10ヶ月位だったでしょうか、まだ早すぎたんだと言い聞かせました。
      そして満を持して1歳半位に再度チャレンジ。やはり無反応。

      友人の娘さんは1歳位の頃この本を読むとキャッキャ、キャッキャ大喜びだったそうです。
      私の読み方が悪いんでしょうか?
      ただ単に息子の感性に合わなかったんでしょうか。
      ちなみにいまだに本でもテレビでも見ている時聞いている時はじーっとしているタイプで終わってから一言「面白かった」などと言うポーカーフェイスなので「もこもこ」が面白かったのかどうかは謎ですが・・・。

      3歳となってしまった今でも「もこもこもこ」、遅くないでしょうか?
      懲りずにチャレンジしようかな、ふふふ。

      個人的には最後のページの、小さな“もこ”の部分が好きです(^_-)-☆
      2013/03/15
    • 九月猫さん
      nejidonさん、こんばんは☆
      そして横から、vilureefさん、こんばんは!

      わたしにはこどもはいないのですけど、自分が小さい...
      nejidonさん、こんばんは☆
      そして横から、vilureefさん、こんばんは!

      わたしにはこどもはいないのですけど、自分が小さい頃がまさにその「無反応」タイプでした。
      おもしろくないわけではなくて、お話してくださる方とかをじいぃぃい~っと観察してしまうので表面上の反応がない、という。

      お二人のお話を聞いてなんだか当時の保育園・幼稚園の先生に懺悔したくなっちゃいました(汗)
      うちの母親はお二人のように読み聞かせしてくれるような良い母親ではなかったのですが、先生たちは不安だったかもしれませんねぇ(汗)

      vilureefさんの息子さんの感覚にあうものが見つかりますように!!

      ってホント横からごめんなさいです>nejidonさん
      2013/03/15
  • 2才の子にノンタンを読んであげようと意気込んだけど、読み切るまえにページをめくるめくる。
    あっ!絵をさして…めくる。笑

    お話しきいて〜笑
    これじゃ読めない。
    スピード終了。

    はい次〜と、回ってきたのがこちら”もこもこもこ”
    よく見かけるけど見たのは初めてで、
    ちらっと見ると もこ にょき ぱく…

    んーすぐ終わるなと思っていたけれど、子供のくいつきがすごかった。ちゃんと絵本見てる~!さっきはあまり興味なさそうでページめくって遊んでたのに!

    にょき とか ぱく とか…笑ってる関心持ってる…なんなのだろうかこの絵本。

    不思議だ。笑


    面白さは分からなかったけど、反応がとても良いのでこちらもつられて楽しくなる一冊。
    また読む機会があればいいな〜

  • 子どもが赤ちゃん時代からボロボロになるまで読みました。間を大切に、子どもと目を合わせながら、どうなるんだろうね、びっくりするね、という表情で読むと、楽しそうだったかも。んぐまーま、も同じかんじで、よく読みました。

  • 生後半年ほどして買ってきた一冊。

    まだ生まれていないうちに買い揃えた絵本は、子の年齢(てか月齢)にそぐわないものが多く、いったんしまい込まれて数年後まで出番がなかったものばかりでした。
    一方で生後は、何よりも子の様子を見て想像していたような「読み聞かせ」は絶対に無理だと理解したことや、「0歳児に」読み聞かせができる絵本の紹介が自治体のパパママ教室などであったこと、そしてEテレ「すくすく子育て」や子育て支援センターなどでの観察の結果などから、「0歳児に」与えるべき絵本が少しわかってきたため、この頃に買ってきた絵本なら読み聞かせができるようになってきました。

    これもそんな一冊。
    鮮やかな黄色の表紙に大きな判型でとても目立ちます。
    子育て支援センターや児童館の絵本コーナーにはほぼ必ず置いてありますし、「すくすく子育て」で見る子育て中のよそのお家のリビングで本当によく見かけます。

    単純な線とはっきりした(派手な)色遣いで描かれた絵は、単純化抽象化されすぎて、それだけ見ていては何なのかわかりませんが、「しましまぐるぐる(https://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4052031113)」や「あかあかくろくろ(https://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4052033027)」がそうであるように、視力が未完成の子供にはちょうど良いのかもしれません。
    谷川俊太郎の文も、オノマトペ(らしきもの)ばかり。きれいな色と大好きなパパママの声だけで赤ちゃんは満足なのでしょう。
    実際に読んでやると、きょとんとした顔をしながら膝の上で聞き入ってくれました。

    でも、大人の目でには、ちゃんとストーリーがあって、絵も何かの表象であるように見え(てしまい)ます。弱肉強食の世界と、体の小ささをカバーするために工夫を凝らして生き抜く生き物(植物)を思い浮かべてしまうのです。
    (てか、今この時代に読むと、相手の体に取り込まれて体内で増殖して咳やクシャミに乗じて体外に大拡散する某ウィルスを連想してしまいます…)
    色と音だけで十分楽しい赤ちゃんほど純粋ではいられないのです…。ああ、汚れてしまった自分…。汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる。
    …そんなことを考える余地があるからこそ45年を超えるロングセラーになっているのかもしれませんね。

    ちなみに、谷川俊太郎さんご本人の読み聞かせがyoutubeにあります。
    https://www.youtube.com/watch?v=n_B8iJXNbbM

    ※「読み聞かせ」については、「声色を使わない」「抑揚をつけない」のが正しいという主張をとてもよく見かけます。
    https://select.mamastar.jp/82907
    https://benesse.jp/kosodate/202105/20210520-2.html
    「読み聞かせの主役は読み手ではなく、絵本です。自然な声で、子どもと一緒に物語を楽しみながら読みましょう」なんて言われて、なんだかもやもやすることが多かったのですが、これ見てすっきりしました。
    声色も、大袈裟な抑揚もつけまくりです。
    てか、この本ってこれ以外に読み聞かせようがないと思いませんか…?

  • 学生時代の読み聞かせで、いつも子どもたちに大ウケだった絵本。初めて読んだ時は何が面白いのかわからなかったけど、子ども達の様子を見てこれがロングセラーの理由を知った。0歳の娘は「ギラギラ」のページが好きで本に手を伸ばして触っている。

  •   しーんとしたせ・か・い。何かが「もこ」。「にょきにょき」。
      これは一体何だろう?

      見る人のとらえ方によって形を変える絵。想像力がかきたてられます。
      短い音と色のコントラストが、小さい子の目もひきます。 3才位から。

      

  • 赤ちゃん向けにしか思えないのに、
    小学生低学年くらいまで楽しめてしまう
    不思議な絵本♪

  • 乳幼児への鉄板作品。
    読み聞かせるとほんとうに笑うんだと驚き。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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