琵琶湖のカルテ: 科学者たちからのメッセ-ジ (文研じゅべにーる・ノンフィクション)

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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580821040

作品紹介・あらすじ

日本最大の湖、琵琶湖。この湖は、日本でいちばん古い湖でもある。誕生以来、琵琶湖はさまざまな固有種をはぐくみ、また人間たちに大きな恵みをあたえてきた。その琵琶湖が、人間の活動による環境の変化で、いま調子をくずしつつある。「琵琶湖の医者」として、湖をずっと見守ってきた科学者たちの研究を通して、現在の琵琶湖のすがたに迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 10万年以上生き続けている湖を古代湖というんだ。知らなかった。琵琶湖は古代湖。思ってたより広そう。

    高度成長期の環境破壊と、琵琶湖の環境を守るために滋賀県の人たちががんばってきた歴史はなんとなくわかる。

    私も、自分の使っている洗剤が気になってきた。

    テーマは良いけど、文体が感傷的すぎてあんまり合わなかった。

    本文より、数ページの熊谷道夫さんの解説の方が読み応えがあった。琵琶湖の本を出しているから、そっちも読んでみよう。

  •  開発、人口の増加…人間による急激な環境の変化のせいで、琵琶湖は病んでいた。湖の環境を見守ってきた研究者、地元滋賀県の人々の活動。

  • エコとエゴ。
    それはエコなのか、それともエゴなのか。
    エゴのようで、エコなのか、エコのようで、エゴなのか。

    一人で突っ走っても続かないというのは確かなようですね。
    いかにみんなでやるのか。
    しかし、それにはまず一人から。

    この辺りの問題は、何が良くて何が悪いと一概に言い切れない部分があるから難しいですね。
    と、結論を曖昧にするのが大人のずるい所。

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著者プロフィール

1942年、東京に生まれる。幼稚園教員を経て、創作活動に入る。現在は児童文学とともに、こどもの遊び、文化、生活に広く関心を持ちながら活動している。作品に『小犬の裁判はじめます』(童心社)、『琵琶湖のカルテ』(文溪堂)、『永遠に捨てない服が着たい』(汐文社)、『大久野島からのバトン』(新日本出版社)、『三河のエジソン』『ぼくらが作った「いじめ」の映画』『津波をこえたひまわりさん』(以上、佼成出版社)など多数。

「2018年 『デニムさん 気仙沼・オイカワデニムが作る復興のジーンズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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