宇宙のはてから宝物 (文研じゅべにーる)

著者 : 井上林子

• 文研出版 (2010年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[yukabukuroさんの感想 · 2011年5月11日]

複雑な家庭環境で育つ小学生のお話。といってしまうと身もふたもないのだが・・・かなりストレートに家庭環境のことを語っている。

前を向いて生きようと思っているのはわかるけれど、少し現実逃避にも見えてしまって痛かった。

[knslさんの感想 · 2012年2月22日]

あかりにとって、幼なじみの由宇(ゆう)は誰よりも分かり合える大切な男の子。小学校最後の冬、二人だけの宝物を探し始める。
こわいものも、いやなものも、悲しいことも、宇宙のはてなら何も見えない。たいしたことじゃない。
つらいけど、暖かい物語。(nabe)

[diastellaさんの感想 · 2011年5月10日]

機能不全家庭に育つ二人の子ども。
子どもの頃、こういう幼なじみがお隣にいればいいなあと思ったものだが、わりと漫画や本の世界で。。。

[barubarusanさんの感想 · 2011年2月19日]

あかりと由宇は小さい頃からの友達だった。誰よりも分かり合える二人は、それぞれの家庭に複雑な事情を抱えていた。小学校最後の冬、あかりと由宇は二人だけの宝物を探し始める。
ゆっくりと訪れる春のように暖かい物語。

著者プロフィール

兵庫県生まれ。作品に、第5回創作絵本コンテスト文部科学大臣奨励賞受賞作の『あたし　いいこなの』（岩崎書店）、第40回児童文芸新人賞受賞作の『宇宙のはてから宝物』（こみねゆら絵、文研出版）、『ラブ・ウール100%』（のだよしこ絵、フレーベル館）、『3人のパパとぼくたちの夏』（宮尾和孝絵）、『2分の1成人式』（新井陽次郎絵）、『おしごとのおはなし　保育士　なないろランドのたからもの』（山西ゲンイチ絵、以上講談社）、「11歳のバースデー」シリーズ（イシヤマアズサ絵、くもん出版）がある。

「2022年 『おはなしSDGs　質の高い教育をみんなに　未来のハッピースクール計画！』 で使われていた紹介文から引用しています。」