トリゴラスの逆襲 (えほんのもり)

著者 :
  • 文研出版
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580821231

感想・レビュー・書評

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  • 「ほんまのことゆうと、ぼくもいつかかおるちゃんと ふたりきりになりたかった」

    夢の中って、無意識の自分の思いがあるなんていうけれど、こういうことなのかなあ。ほんとにしたいこと、結局なにもできないけれど。(5分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #トリゴラスの逆襲 #長谷川集平 #文研出版

  • さまざまな反響を投げかけた前作「トリゴラス」の続編。
    成長期の少年のアンビバレントな感情を写しだした前作に比べ、
    こちらは少女の小悪魔的で奔放な心情を垣間見ることができる。
    あまり難しく考えないで、さらりと読んだ方がいい。
    女の子にはみんな、男の子が引いちゃうような
    「こわい」部分があるし、それを見せられた男の子は、
    おじけづく部分があるのでしょう。
    そこを捉えたインパクトの強い絵本。
    さらなる続編を期待。

  • トリゴラスを読んたないのですが、ファイアーのつづきですよね。で3冊続きと言うことになりますか?とにかく少年の心をよく表現してあると思いました。

  • さまざまな反響を投げかけた前作「トリゴラス」の続編。成長期の少年のアンビバレントな感情を写しだした前作に比べ、こちらは少女の小悪魔的で奔放な心情を垣間見ることができる。
    あまり難しく考えないで、さらりと読んだ方がいい。
    女の子にはみんな、男の子が引いちゃうような
    「こわい」部分があるし、それを見せられた男の子は、おじけづく部分があるのでしょう。
    そこを捉えたインパクトの強い絵本。
    さらなる続編を期待。

  • 2010年刊行。「トリゴラス」の32年後の続編である。◇虚実ないまぜとなった展開は、前作にもましてシュール・不条理である。悪夢に取り込まれているとの記述もあるが、遠くに見える情景、すなわち本書で描写される背景部分が現実でないとは言い切れないのでは、という印象も…。◇視点を二転三転させうる絵本であるが、間違いなく、よくわからん絵本である。◇でも長男は大好き。

  • 少年の内面のおどろおどろしさを描いた第2弾。
    雰囲気は一作目と同じ感じだが、一作目のほうがインパクトは強かった。

  • パワー・アップしたんやで。ほんまやで、おとうちゃん。

  • 4分くらい。
    かおるちゃんの色気にやられました。

  • かおるちゃんが怖い。図書館で見かけて、「トリゴラスってなんだろう?」という疑問が解決すると思って借りてみた。しかし、読み終わっても全く解決せず。調べてみたら「トリゴラス」という前作があることがわかった。そちらを先に読まなきゃダメだったね(笑)

  • すばらしいと思う。

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著者プロフィール

1955年、兵庫県姫路市に生まれる。
絵本、小説、評論、翻訳、作詞作曲、演奏など多様な表現を試みる。長崎市在住。
1976年第3回創作えほん新人賞を受賞した『はせがわくん きらいや』(すばる書房/現在、復刊ドットコム)でデビュー。
森永ヒ素ミルク中毒事件(長谷川自身もヒ素の入った粉ミルクを飲んだ)を扱いながら、日本人の生活や心理を大胆に切り取り、斬新な絵本作法で鮮烈なデビューを飾った。
『見えない絵本』(理論社)で、1990年第20回赤い鳥文学賞。
『石とダイヤモンド』(講談社)、『鉛筆デッサン小池さん』(筑摩書房)で、1992年第14回路傍の石文学賞。
『ホームランを打ったことのない君に』(理論社)で、2007年第12回日本絵本賞。
ジャンルを問わず作品多数。2012年、第34回姫路市芸術文化賞。
2013年『およぐひと』、2014年『アイタイ』(解放出版社)を刊行。原発災害に向き合った視点を貫く。
2002年から京都造形芸術大学客員教授。

「2015年 『あなに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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