- Amazon.co.jp ・本 (78ページ)
- / ISBN・EAN: 9784580822290
作品紹介・あらすじ
ゴロコロ!バリバリバリ!でっかい音がして、電気がきえた。たよりになるのは、いばりんぼうのねえちゃんのはずなのに-。どうしよう、こわいよ、だけど。かいちゅうでんとうをにぎって、すくっと立ちあがった。「ぼく、田中屋さんちで、電池買ってくる。」ていでんの夜の、小さなぼうけんものがたり。小学1年生以上。
感想・レビュー・書評
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お家でお姉ちゃんと二人きりのときに、雷雨で停電した。足を痛めたお姉ちゃんを安心させるため、小学生一年生のぼくは、懐中電灯の電池を買いに出かける。そのとき、同じマンションに住むおばあちゃんが現れて…。
かみなりの音を始めとする少し激しめの擬音語が多くて、読んでいてちょっと騒がしいかんじがするが、子どもはそこに臨場感を覚えるのか、本の中に引き込まれていくようだった。
暗闇の中を動き回るところにどきどき。口うるさいお姉ちゃんの、さりげない優しさにふれてほろり。外で出会うおばあちゃんもとても優しい。
そして何より、最後に灯りをともす場面がいい。幸せに包まれる。
「全部のページに絵がほしい」でも「長いお話がいい」という4才9か月の息子に選び読んだ本。
「でも でも、とうみんクマの ねえちゃんより、いばりんぼうの ねえちゃんの ほうが、ずっとずっと、ずーっと いい。……たぶん。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴロコロ!バリバリバリ!でっかい音がして、電気がきえた。たよりになるのは、いばりんぼうのねえちゃんのはずなのに-。どうしよう、こわいよ、だけど。かいちゅうでんとうをにぎって、すくっと立ちあがった。「ぼく、田中屋さんちで、電池買ってくる。」ていでんの夜の、小さなぼうけんものがたり。小学1年生以上。
おもしろかった。弟もお姉ちゃんもおばあさんもいい味出ている。そして一年生の弟、勇気あるなぁ!ハラハラドキドキしながら読めて楽しい。 -
停電になった時は、マンションではエレベーターが動かない。その時には非常階段を使うことが分かった(小1)
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嵐の落雷で停電になった家と町。いつもいばりんぼうなねーちゃんは、懐中電灯の電池が切れていると知るといつも怖くなった時にやるように丸くなって動けなくなってしまった。懐中電灯が電池切れなのは僕のせい…よし!お向かいの店に電池を買いに行くぞ!
1年生のねーちゃん観察眼がなかなかしたたかで、けどぶつくさ文句を言うので終わらずしっかり決意して行動しており、その観察眼からかねーちゃんや手助けしてくれたおばあさんのちょっとした優しさにも気付いていて、なかなかこんな1年生はいないのではなかろうか、と思いつつ読んでてその心の動きに楽しませてもらえます。 -
留守番中に 停電になってしまう 姉弟。どうなる!?
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いばりんぼうの おねえちゃんと るすばんをしていたよる。とつぜんの かみなりで あたりは まっくら。ていでんだ! いつもは いばってるおねえちゃんは、かみなりが こわくてうごけない。かいちゅうでんとうは でんちぎれ。でんちを かいに いかなくちゃ。ぼくは ゆうきを だして げんかんをでたけど…。ちいさな ぼうけんの はじまりだ。
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いとうさんは糸子の体重計以来です。
カミナリって怖いよね。停電すると心細くなるよね。目の前が真っ暗になった時に見える風景。困ることごと、人の裏表の表情。
細川貂々さんの絵、雑であまり好きじゃなかったんだけど、コミックエッセイとはちがう絵柄で丁寧で、なんといってもこの本にとても合ってた。 -
おねえちゃんと二人きりの夜、突然停電になった。
懐中電灯をやっとのことで探したけれど、電池切れだった。
おねえちゃんは暗闇が大嫌いだから、ぼくがなんとかしなくっちゃ。