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みんなの感想・レビュー・書評
本書ではまずモダニズム写真の歴史を「決定的瞬間」と「ニューカラー」に大きく二分して解き明かす.「決定的瞬間」では,高速シャッターを切ることによって被写体の動きを止めて撮る.高速シャッターを切るためには絞りを開かねばならず,その結果として被写体のみにピントを合わせて背景をぼかすことになる.一方「ニューカラー」では,絞りをしぼりこむことによって手前から奥までピントが合ったパンフォーカスで撮影する.絞り... 続きを読む »
写真美術館のブックストアでこの本を買おうかどうしようか考えたときに決め手になったのは、26暗室ポートレイトでした。作家や職人の仕事場を覗くことができるこういう企画にすごくひかれるのです。
写真芸術の歴史を、決定的瞬間~ニューカラーと分析してみせてくれるのも目からうろこでたいへん刺激になった。
自分はいまだに決定的瞬間なのか、と思ったり、ニューカラーをなぞっているだけなのか、と思ったり。
第1章 講義篇(私家版写真の歴史
年表1 カメラ・オブスキュラ―決定的瞬間 ほか)
第2章 ワークショップ篇(今日の写真を読むためのワークショップその1 写真を読む
今日の写真を読むためのワークショップその2 写真を疑う ほか)
第3章 放課後篇(ポストカードからはじめよう!
慌てて買わなきゃ!プラウベル・マキナ ほか)
第4章 補習篇(堀江敏幸さんとの対話 すべての創作は虚構である?)
・モダンとポストモダン
・決定的瞬間とニューカラー
(アートとしての)写真にまつわる軸の推移を気づかせてくれる。
日本のニューカラー写真家としての地位を確立するホンマタカシさん著書です。
「よい子のための写真教室」というサブタイトルが付いていますが写真技術の入門書ではありません。写真を技術というより芸術として楽しむための本です。
写真は自分でシャッターを押さなくても良い、真実でなくてもよいなど良い意味で既成概念を覆ししてくれます。
この本を読むことで今まで難解に思えた写真や写真集を見るのが楽しくなるかもしれません。
写真の歴史的な流れをアフォーダンスの考えに着想を得てホンマタカシさん流にまとめられていた。また、最後の堀江敏幸さんとの対談の真実と虚構の話、興味深かった。
写真はもっと自由。嘘もありだし、鵜呑みもあり、攻めるも受けるも、一瞬の出来事も、年月も、なんでもあり!
けど強度のある写真というのは、写っている事物や被写体を取り巻く文脈や関係性をすべて取り払ってしまってなお鑑賞に耐えうるものなのだ。
写真家も分類されてて入門書としてとてもいい。
カメラの性能があがれば撮る人はシャッターを押すだけでいいのか!
写真を見て鵜呑みにしていていいのか!
現代の写真事情をふまえ実践と理論の両面に配慮した新しい時代、フラットなニューカラー世代の満を持して書かれた理論書。
写真の歴史を紐解いてというような形の本。
これを読んだからといって決して写真を撮るのがうまくなるわけではないが、最近までの写真の歴史が要領よく、そして読み物としてもたのしくまとめられている。
(記録ではなくて作品として)写真を撮り始めて3,4年経ったら読むべきかと。
くれぐれも最初から読んではいけないと思う。
自分自身が歴史のうちのどの位置の写真を撮っているのか。。。ちょっと昔の人が考えたことに考えが及んでいるのかをもう一度整理できるのがいいので、最初から読んで頭でっかちに成ってもしょうがない。
そんなに難しいことを書いてないので読みやすかった。
でも内容はとってもためになる。
写真についての考え方が少し変わった気がする。
なんかいろいろ撮ってみたくなったぞ!!
よい子なので読みました
報道としての写真
アートとしての写真
その変遷の中でいろいろなきっかけとなった作品、撮影技術が盛り込まれた一冊
ちょうど今やってるホンマタカシさんのニュー・ドキュメンタリーを見に行きたいです
真実を写しとることも、あからさまな作為も、どうとでも成り立つ写真って何だろう? シャッターを押せば写ってしまうという表現手段と表現者の関係って何だろう? 強度のある絵って何だろう? 写真と写真を撮る人の本質に、こんなに平易にせまっちゃうなんて! ふつうに写真を撮って楽しんでいる段階から、一歩進んで、写真で何かを表現してみたいと考え始めている人には最高の一冊かも。
タイトル通り、写真について楽しく書かれてる本。説明が簡潔でわかりやすい。技術的なことよりも、写真の見方・考え方を教えてくれる本。
カメラのレンズを通してみる世界に新しい奥行きを創りだしてくれる本。
ホンマタカシの写真は、何だかいい感じに見えるのだが、「よい」というレッテルを貼られていることを知っているからそう感じるのか、普遍的なもしくは自分にとって特別なものがそこに潜んでいるのか、何だかをうまく言い表すことが出来なかったので、彼が書いた文章を読みたいと思い手に取る。結果とても腑に落ちた。そして、写真の歴史と表現の奥深さを感じる。後半は実際に写真を自分で撮ってみながら進めるとおもしろうそうな、ワークショップ形式。
写真の歴史が分かった。自分の撮りたい写真も明確になり、とても感銘を受けた。これ以上の写真の教科書に出会わない。
23.7.7
2回目。決定的瞬間からニユーカラーそせてポストモダンへ。
写真の技術書ではないが、自分はどんな写真を撮りたいのか整理できた。
良書です。
自分でシャッターを押さなくてもいい、うそを撮ってもいい。
もういっそ写真を撮らなくてもいい。
そんな写真家たちや写真の歴史を紐解きながら、写真の「いま」を読み解くスリリングな写真教室。






