たのしい写真3 ワークショップ篇

  • 平凡社
3.76
  • (10)
  • (9)
  • (12)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 158
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582231205

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 写真は絵画や彫刻と比べて誰でも写せてしまえる分評価が難しいと感じていたが、その考えが少し解きほぐされた。

    「写真は社会の文脈の中でしか読めない」とあるように、良し悪しはコンテクストによって変わる。
    著者自身、『たのしい写真』1作目より5年が経ち、生徒への批評が以前よりも硬直しているような印象を受けた。間にはスマートフォンの普及や震災があり、この先写真について語ることは余計に複雑になりそう。

  • Jimdo 「はじめてWEBキャンペーンページ」 でプレゼントされた本。
    キャンペーンには応募せず、図書館で借りて読みます。

    ほとんどの写真は小さく、モノクロ。
    なんか読みたい気分になれず ちらっとみて返却しました。

    2017/10/29  予約 11/16 借りる。12/19 読み始める。12/20 ほとんど読まずに返却。

  • 写真は奇妙で不思議な曖昧さのある現代的なメディア。アレクセイ・ブロドヴィッチ「何かを見て、前に見たことがあると思ったらシャッターを押すな」「問題を設定しろ。行き当たりばったりにシャッターを押してはいけない」ダイアン・アーバス「写真を撮るときはいつも頭の中の半分でコンセプトを考え、残りの半分は空白にしておかなければならない。瞬間に柔軟に対応できる心の余白を持っていなければいけない。なぜなら写真は《予期しない・突然(unexpected)のもの》だからだ」

  • 写真を撮る時はイキらず。
    撮ることとは見ること振り返ること。
    自分を過信せず客観性を持つこと。
    これが肝心だと教えられたような気がします。

  • なかなか勉強になった。

  • モダニズムの写真は「決定的瞬間」と「ニューカラー」
    ニューカラーでは「等価値」という考え方が重要だ
    ニューカラーの特徴は、「時間」ともうひとつ、「空間」の捉え方にある
    ポストモダニズムを大きく4つの観点、①ストレートからセットアップへ、②大きな物語から小さな物語へ、③美術への接近あるいは美術からの接近、④境界の曖昧さ、をもってその動きを整理
    自分で撮らないという方法もある
    ロラン・バルトは著書「明るい部屋(1980)」の中で、撮り手が狙って撮影したもの、見る側も了解できるものを「ストゥディウム」、想定せずに写ってしまったもの=偶発事を「プンクトゥム」とに分けている。その「プンクトゥム」こそが、見る側の心を突き刺し、乱す。
    現場にいる人の見た景色とか撮った写真に対して、あとから現場に行く写真家が自ら撮る写真にどんな意味を持たせられるか?

  • 簡単な言葉で綴られた、高度で深い写真の話。糸井重里のような文体で非常に読みやすいが、語られる内容は失礼ながら意外と難解。なんとなくわかった気になるのだが、読み進めていくと"そんな軽い話じゃないよ"と言われているかのようで、自分もワークショップの課題に取り組みたくなってしまった。なお、私には珍しく、久しぶりに購入した翌日に読了。

  • 写真表現を考えさせてくれる一冊。後段の著名人との写真表現を巡るディスカッションが深い。

  • 今の報道写真とこれからの報道写真のあり方を考えさせられる内容が転がっていた。

  • ホンマタカシ氏のワークショップをまとめた一冊。第一章のダイアン・アーバスと第五章の諏訪敦彦氏との対談が興味深かったです。

全15件中 1 - 10件を表示

ホンマタカシの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
シャーロット・コ...
國分 功一郎
佐藤 雅彦
カズオ イシグロ
三浦 しをん
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×