青きドナウの乱痴気: ウィーン1848年

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582474114

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  • 研究者が書いた教養書。リーニエの外に住むプロレタリア、学生、流民、市内に住む市民などの、それぞれの生計に関わる利害や感情を丁寧に描写することで、ウィーン1848年革命の参加者の動きを生き生きと描き出す。「市民」と労働者の間の越えがたい感情的な「壁」や、国民軍と市民軍の劇場的な役割、シャリバリの風景など、19世紀前半の空気感がうかがえる。1985年出版の本なので女性の描写は少ない(売春婦や女中など)が、むしろ女性を描写したことが当時としては新しかったかもしれない。

    1848年革命がようやく少しわかった気になれた。

  • 見聞体で書いているのでちょっと違和感

    凸版印刷の風情のある本

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