- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582513318
感想・レビュー・書評
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精神科医のカウンセリングを体験を交えてラフに書かれた本。
相手の言葉で心の内面を探る。
対話やりとりで脳の部位毎の機能障害を探る。
という箇所は気づきを得られた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
立ち読みしたときから思っていたけど、内容が薄かった。
というか求めていたことが書かれていなかった、というだけか。
唯一、近しい関係にありながら、こころを読み合うことができないさびしさが書かれているところには共感したけれど、他は他の本で既に読んだことあるような気がして。
うーん。
「こういうものを求めているんだ」ってはっきり言えないけれど、それがありそうという考えで、その答えを本の中で探している状況ってもどかしいな。
見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。
見つけられたらラッキーというやつか。
人のこころを知りたい。理解したい。 -
親しい関係ほど心は読みにくい。相手に期待し過ぎるから。
ここは気をつけたいところ。
空気は読めない人と、読んだ上で逸脱する人がいる。後者は生き方の問題。
脳の検査のみに頼るのは危険。面接が重要。 -
心の病気のほとんどが診断の客観的な証拠を示せるわけではない。客観的な手法が確立しておらず、心を読む丹念な作業が、診断・治療を進めていくうえで必須のものとなっている。丹念に面接を進め、行動や素振り、表情のみならず、周囲の人の情報も含めて、総合的にその人の心を読み、理解を深めていく。また、人間の心は身体の症状として出現することがあり、十分に観察し知識と経験を駆使して分析を施すことが肝要である。終章では、新型うつ病の人や境界性パーソナリティー障害の患者など、具体的事例を通して心を読む詳細を分かりやすく解説している。最終ページの「心を上手に読むための10箇条」は全体のまとめであり、確認事項でもある。記載内容は日頃の生活の中でそのまま活かせる。まことに重宝。
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これが精神科医の〈こころを読む技術〉だ! アスペルガー障害、ADHD、新型うつ病などの事例をあげつつ、こころを読むための方法と心構えをやさしく教える。学校、職場でも役に立つ。
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臨床心理をかじっていた私にとっては、良い復習が出来る本。こころを読むにはとにかく丹念に作業が進めていくことが必要。個人的には、立ち直るステップについてもこの先生がどう書くか知りたいところである。久しぶりに心理学に触れて、心がえぐれた。自己愛性パーソナリティ障害に関しては、誇大性(でしたっけ)だけじゃなくて、敏感性?のほうにも触れてくれたらもっと面白かった。(敏感性のほうは基本的にはあまり問題を起こさないだろうから、わざわざ曝す必要ないのかもしれないけど)
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こころを読むための心構えや準備がわかりやすく書いてあります。各症例のDSM診断基準も取り上げているので、勉強になります!