南方熊楠 人魚の話 (STANDARD BOOKS)

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著者 : 南方熊楠
  • 平凡社 (2017年6月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582531619

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南方熊楠 人魚の話 (STANDARD BOOKS)の感想・レビュー・書評

  • 数多の論文を残しながら在野に留まった知の巨人、
    博物学者・生物学者にして民俗学者、南方熊楠の膨大な原稿から、
    一般人にも親しみやすい随筆を精選した小さなハードカバー本。
    ユーモアたっぷりの筆致に、読んでいて頬が緩んでしまう。
    郷里の山で見つけた粘菌の一種に砂糖をかけて「食べてみた」とか、
    江ノ島を逍遥して目についた魚介類をたくさん買って調べただとか、
    偉大な研究の基本は、
    好奇心を持って対象を観察し、直接触れることなのだな……と、
    当たり前かもしれないが、改めて考えさせられた。
    猫を溺愛したという本人の筆によるスケッチも愛らしくて心が和む。

  • 粘菌の研究で有名な生物学者であり博物学者であり民俗学者でもある在野の学者、南方熊楠の随筆集。
    分かりやすい内容のものばかりで面白く読めました。
    しかし、文中に登場する文献や古典の多種多様なこと。和洋中、時代も様々でその知識量に驚くばかりでした。

  • やっと読み終わった…。読みやすくてすごく面白い章と、すんごく読みづらい章とあって、全部読むのは若干苦行…。
    しかし、熊楠さんが実に面白い人だということは分かりました。この人、明治時代のゲッチョ先生だ…!桃栗三年柿八年をみずから実験するとか、もう…。

  • 知の巨人といえば熊楠(かボルヘス)。
    先ず一読して皆が思うのは「尋常ではない」という事だと思う。膨大な知識量。人でありながら人智を超えた存在。
    …でありながら、猫を愛し、折角買った貝類を旅館に忘れ、友人の顔に男根の落書きをしてみたりと何処までも人間臭い人柄。癇癪持ちで短気であるのを自覚していたそうな。
    時代が時代なら神様として祀られそうな人物である。

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