徹底討論 私たちが住みたい都市 身体・プライバシー・住宅・国家 工学院大学連続シンポジウム全記録
- 平凡社 (2006年2月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582544312
感想・レビュー・書評
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建築家たちの議論の中に社会学者宮台真司さんを読んだ山本さんが素晴らしい。1〜3章、建築に疎い自分にとって参考になった。でも面白かったのは4章。ハード、機能、建物に住む人だけの狭義の建築だけやってていいの?ダメでしょという宮台さんからの投げかけがとても面白かった。
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身体、プライバシー、住宅、国家をテーマに21世紀の建築をめぐる、建築家と哲学者、社会学者の討論集。専門用語を用いた踏み込んだ内容だが、各回には丁寧なキーワード解説があり、対談形式なので読みやすいだろう。関連する書籍も多く登場するので、関心に沿ってさらに広げることも出来る。哲学者や社会学者が語る、建築と重なるそれぞれの専門領域は非常に興味深く、建築学の奥深さを改めて実感する。現代社会と向き合うことを学ぶ一冊。
配架場所:工1B
請求記号:410-0:I.32
◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2002377309&opkey=B147995504924200&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0 -
予想通り、伊東豊雄×鷲田清一、磯崎新×宮台真司が面白かった。
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大学4年のときの本読みで、読みました。
以降、論文を書くときにも何度も何度も振り返り読む事に。宮代真司の話を始めて読んだ本。
磯崎さんのドグマティックな建築家の話、海市の話、これは印象に残ってる。
建築家がどうやって思想的になってるか、そういうことに触れた本。 -
住宅は今までどういう変遷をたどってきたか、そしてこれからどう進化していくべきかが4人の社会学者と建築家の対談によって語られている。
建築家の仕事を客観的にみる上で、社会学者の存在は必要不可欠なのかもしれないと感じた。
これから激化する少子高齢化社会に対しての建築解は果たしてどこにあるのだろうか。 -
都市を語る建築家が減ってきている。
そんな中で社会学者との対談。
今の学生は、「都市をつくる」ことを仕事にしたいと考えているのだろうか??
卒業作品展をみてもこじんまりした計画が多いように思う。 -
とっても硬派な討論集。全部で4編収められているが、内容は難解で、ちょっとやそっとの知識ではすぐ立ち往生してしまう。
しかし、何回か自分がステップアップしたときにまた読んでみたい本。
少なくとも、会場で聞いてたら絶対についていけなかったことだけははっきりわかる。 -
設計者VS社会学者という構図に惹かれた しかし基本的にうまく議論が成立していないような気がする