ひまわり みだしなみ手帖 (コロナ・ブックス)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582633856

感想・レビュー・書評

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  • 少女時代はそれぞれの自然な着飾らない内面より溢れ出る若さが、何よりも美しく見せ、又、一番大切なものである。

    制服を着崩したり化粧や香水を漂わせることが返って若さを失い、美しさとかけ離れた真逆の道を行っているこを学生の時はなかなか気づけない。。

  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/588870

  • ふむ

  • 少女の身だしなみは大人の身だしなみ。

    お洒落については、
    読者が裁縫全般出来ることが前提なのが時代を感じる。
    ジャンバースカートをスカートに、
    長袖を半袖に、
    古いワンピースにプラウスの襟を縫い付ける。
    デザインの古いセーターはほどいて編み直す。

    どんだけ器用やねん!
    と思うけど母はやってたもんなぁ。

    お金をかけなくていいから清潔に、
    と年齢、性別を越えて頷くことばかり。

    親が言って聞かないことも
    他の大人にに言ってもらえば納得することもある。

    この時代はそんなきちんとした大人が
    多かったのかなと思う。

  • 少女向けに書かれたものとは思えないほど、心にグサグサくる中原先生のお言葉満載です。みだしなみから仕事に対する心構え、愛されるものの責任、努力の大切さ、友達との道の歩き方(!)まで、今の大人が読んでも刺さりまくるハードボイルドな乙女のルールばかり。全然関係ないですが「これは福本伸行箴言集じゃないのか?」と錯覚したほど厳しいお言葉もあります。嶽本野ばらさんも「乙女とはヤクザ映画の高倉健のように孤高で孤独なもの」とおっしゃってましたし、乙女とは意外や父性原理の生き様であるかもしれません。

  • 233.2008.2.3

  • 戦後すぐの少女たちに、心の豊かさ、気高さを教えてくれた本だと思います。女性に、真の美しさというものを厳しく教え諭してくれる中原淳一は、すごい人だと思います。

  • 女の子の挿絵がみんな、上品でうつくしい。
    戦後間もなく書かれた内容なのに、マナーやおしゃれに対する心がけは現代に当てはめても違和感がない。
    今の時代、少女たちにうつくしさに対する心がけを説く本があるでしょうか。
    大人の真似をして身なりを飾りたてることではなく、
    少女らしさを大切にすること、他人に不快感を与えない心がけ。
    そういったものがこの本には散りばめられています。

    こういう本に、小学生や中学生の頃に出会えていたらよかったと思った。

  • 中原淳一は私の中ですきとかそういうレベルを軽く超えているのですよ…

  • 請求記号:159.6ナ
    資料番号:010325918

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著者プロフィール

中原淳一(1913~1983)
1913年香川県に生まれる。昭和初期、少女雑誌『少女の友』の人気画家として一世を風靡。戦後まもない1946年、独自の女性誌『それいゆ』を創刊、続いて『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』などを発刊し、夢を忘れがちな時代の中で女性たちに暮しもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示してカリスマ的な憧れの存在となった。活躍の場は雑誌にとどまらず、日本のファッション、イラストレーション、ヘアメイク、ドールアート、インテリアなど幅広い分野で時代をリードし、その全ての分野で日本における先駆的な存在となる。その卓越したセンスと不朽のメッセージは現代もなお人々の心を捉え、幅広い世代から人気と支持を得ている。妻は宝塚歌劇団の男役トップスターで、戦後は女優として映画テレビで活躍した葦原邦子 (1912~1997)。

「2023年 『わたしのおしゃれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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