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- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582702705
作品紹介・あらすじ
絵画の歴史は事物の影をなぞることから始まったにもかかわらず、美術史学が影の歴史を主題的に扱うことはなかった。本書はその歴史の包括的検証に大胆に挑んだ瞠目の力業。「影」は文字どおり絵画の陰画であり、それはもうひとつの絵画史を形成する。影の人類学の誕生。
感想・レビュー・書評
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図書館本 725.2-St7 (100080109355)
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プラトン『国家』の洞窟の比喩からヨーゼフボイスのインスタレーションに至るまで、影がどのように表現的な位置を占めてきたかの歴史。広範で内容も濃い。
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欧米の美術史における影についてのコンテクストを抽出している。
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絵画の誕生について知られていることはほとんど何もない、と大プリニウスは「博物誌」第35巻14で書いている。しかし、ひとつだけ確かなのは、人間の影の輪郭を初めて線でなぞったときに絵画が誕生したということである。
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