シュレーバー回想録: ある神経病者の手記 (平凡社ライブラリー し 18-1)
- 平凡社 (2002年12月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (689ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582764512
作品紹介・あらすじ
彼はもう一人のニーチェなのだろうか。驚くべき妄想の世界を明晰に語り尽くした超弩級のドキュメント。待望の最終改訂版。
感想・レビュー・書評
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10月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?lang=0&amode=2&appname=Netscape&version=5&cmode=0&smode=0&kywd=4311443016詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フロイトが自らの精神分析理論の構築に役立てた、パラノイア患者の手記。シュレーバー自身がもともと聡明なで天才的な記憶力を持っており、また、この回想録自体が自らの禁治産者判決に対して反駁をするために書かれているので、知性や理性、正常さを十分に感じさせるものである。しかしその内容は結局のところ妄想であり、その意味で、正常と異常が同居する書である。
索引と解題が非常に充実していて、付録の決まり文句集を見るだけで楽しめる。
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