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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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初期イタリア絵画の処女を思わせる江ノ島の茶屋の女(レガメ画)
― 210ページ -
モースはジャポニズムの波及ぶりを語り、・・・商業国であるわがアメリカばかりではなしに、芸術愛好国であるフランスも、音楽国であるドイツも、さらには保守的な国であるイギリスさえもが、日本装飾芸術の侵略に屈した」
― 178ページ -
日本人の礼儀正しさの本質はこの世を住みやすいものにするための社会的合意だったのである。+159頁 在りし日のこの国の文明が、人間の生存を出来うる限り気持ちの良いものにしようとする合意と、それにもとづく工夫によって成り立っていたという事実だ。ひとことで言って、それは情愛の深い社会であった。真率な感情を無邪気に、しかも礼節とデリカシーを保ちながら伝え会うことのできる社会あった。当時の人に幸福と満足の表情が表れていたのは、故なきことではなかったのである。
― 149ページ
みんなの感想・レビュー・書評
日本が近代化する以前にはこれほど豊な風景や人々の生活、文化があった事に驚いた。それも知らなかった事や想像を越えた事実ばかりである。街並みの清潔感や簡素さや豊かさは人民の本当の幸福の姿だという箇所には考えさせられるものがある。その他、日本人がお喋りであった事、子供を皆が大切していた事、混浴が普通であった事など見た事はないのに懐かしさを感じる。また、家畜を家族と同じ感覚で捉えていた様々な証言は日本人として嬉しくもなる。西洋文明が入り込む前の日本や日本人に自信を持つ事が出来たし、これから先、形を変えて活かす事が出来るのではないかと思う。
わかが「いいよ」って書いてたから借りたけど、
めちゃ厚い!
「こどもの楽園」の部分がおすすめ、とあったが・・・
ごめん。進まない。
社会はやっぱり苦手。
オールマイティな小学校の先生は私には無理だとつくづく思った。
息子もちらっと手に取ったものの・・・・パスだと。
ヾ(^^;ォィォィ君は小学校の先生したいんじゃないのか。
題名がすべて。
日本に対する賞賛を否定するわけでもなく、追随するわけでもなく。それが事実にしろ幻想にしろ、そう彼らに感じられたものはなんだったのかと、失われた文明の面影を追う書。
自分の眼差しが西洋人に近いことが、失われたのだということが理屈なしに感じられることが、かなしい。
間違いなく座右の書。
この時代は既に「逝った」前提で話は進められる。
今となってはその片鱗すら掴み難い、世の中を主題としている。
古典資料の多角的な解釈から浮かび上がる、虚像のような世界は(だって自分で見ることは出来ないから)、かくも美しいものだったのかと思い知らされる。
クララ・ホイットニー(Clara Whitney 1860-1936)は商法講習所の教師として招かれた父とともに、1875年に来日したアメリカ人少女であるが、(来日時14歳)1876年11月に銀座が焼けた翌朝、さっそく火事場を見に出かけた。「この人たちが快活なのを見ると救われる思いだった。笑ったり、しゃべったり、冗談を言ったり、タバコを吸ったり、食べたり飲んだり、お互いに助け合ったりして、大きな一... 続きを読む »
江戸期の日本を外国人の目から見てみたら。
自分が体験したわけでもないのに、懐かしい気分になるエピソードが随所にありました。「面影」とは言い得て妙。
アイデンティティなんて上段に構えた言葉は使わずとも、日本人の「こころ」のふるさとを感じることができる良い本です。
渡辺京二 「逝きし世の面影」を再読する 「明治は遠くなりにけり」という言葉があったが、今や、昭和までもが、既に、同じ範疇で、語られようとしている。況んや、江戸時代や、幕末の時代、明治という時代をやであろうか?著者にとって、「重要なのは、在りし日のこの文明が、人間の生存をできうる限り気持ちの良いモノにしようとする合意とそれに基づく工夫によって成り立っていたという事実である。」と、近代文明、或いは、... 続きを読む »
客観的な江戸風俗の紹介。
スッキリ読めます。わかりやすい。
贔屓目はないので、たち位置の確認にちょうどいいかも。
年末に親友から薦められ読了。まずは膨大な資料調査に敬意。なるほど確かに失った物は大きいが今でも自然に対する気持ちや子供に対する姿勢など受け継いでいる物もある事も感じた。
悪く言ってしまうと、先行研究や資料類を引用しただけの印象が残る。
でも読みごたえはあるし、文系の学生は一度で良いから目を通しておけば、お勉強になにかしら役立つと思います。
名著かどうかは読み手によりけりだと。個人的には面白い内容。
ネタ程度に読了。もし本書を絶賛し勧めてくる人間がいたら、その人間のことをあまり信用しないことにしようと思う。 外国人からの賛辞をすぐ自国の優れた部分だと解釈するのは如何なものか。幕末の日本人が本当に何を考えていたのかは分からない。今の日本人も他人に対してへらへら愛想笑いしているやつがいるではないか。 それに無知であればあるほど素朴な喜びや苦しみしか味わえない。学問や思想に頭を巡らすことなく... 続きを読む »
江戸末期から明治時代にかけて日本を訪れたさまざまの外国人による記録を参照しながら当時の様子について書いた本。
すべての日本人が陽気で幸福そうで満足しており、美しい自然やあらゆる生類と融合、調和しながら生活していた様子に多くの外国人が驚嘆と賞讃の念を抱いたことが記されています。
こんな時代だからこそ、幸せについて考えさせられます。
手放してしまったけれどもう一度読みたい。
現代人から見ても新鮮な日本の姿。
タイムスリップしてみたい。
幕末~明治初期に日本を訪れた外国人たちの書き残したものを元に、江戸時代の日本がどんな国だったか探る本。 やっとやっと読み終わった。 ほんとに長い本で・・・2週間以上かかった。第一章は丸々飛ばしたのに。 ここに書いてあることはまったく、驚愕の連続。 私たちが思っていた江戸と、ここに書かれている江戸は、全然違う。 まさかこんな地上の楽園があったなんて。。。住みたいです、その国に。 ... 続きを読む »
・幕末維新に日本に滞在した外国人の記録をテーマ毎に纏めた大作。 ・全体的にポジティブなトーンで書かれているが、それが真実なのか、著者に意図があるのかは不明。ただ、当時の外国人が日本に来る前に抱いていた印象と比べて、ずっと文明的で知識水準が高かったことは事実なのだろう。 ・工業化される近代社会の前の普遍的な姿としての評価と日本固有で現在も続くものの評価を峻別していく必要がある。 例えば... 続きを読む »
江戸時代に日本に来た外国人の記録をもとに、当時の日本人がわかる。なんか想像してたのと違ってて面白い。

「逝きし世」とは江戸末期の西洋化される前の日本を指す。
当時の日本は西洋文明からすると前近代的な社会だったのだろうが、西洋文明を携えてきた者の立場から見て、近代化することが果たして日本人の幸福に繋が...





