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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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ボナパルトの内閣が〈中略〉過酷さを発揮していた間に、ボナパルト自身は他方で、子供じみたばかげた提案によって人気を獲得し、自分と国民議会との対立を断言し、秘密の備蓄があるのだが、その隠された財宝をフランス人民に寄付することは事情によってただ当分の間妨げられているにすぎないと示唆しようと試みた。下士官に1日4スーの追加手当を支給する提案もそうである。労働者のための貸付信用金庫の提案もそうである。金をもらい、金を借りて受け取る、これこそボナパルトが大衆をおびき寄せられると考えた見通しであった。
― 93ページ -
兵営と露営が、脳髄を締めつけておとなしい人間にさせるために〈中略〉定期的におかれ、サーベルと小銃が、定期的に裁判と行政、保護監督と検閲、警察権の行使と夜警の勤務を遂行させられ、口ひげと軍服が、定期的に社会の最高の知恵および社会の救い主だと吹聴されると、兵営と露営、サーベルと小銃、口ひげと軍服は、ついには、自分自身の統治を最高のものだと宣言し、自分で統治する苦労から市民社会を完全に解放してやることで、むしろきっぱりと救うほうがいい、と思いつくにちがいなかったのではないだろうか。
― 43ページ
みんなの感想・レビュー・書評
カール・マルクスによる、19世紀フランスのオルレアン朝ルイ・フィリップ王政瓦解からルイ・ボナパルト(ナポレオン3世)によるクーデター・皇帝即位までを描く歴史記録。 人名解説や年表が付いているとはいえ、当該フランス史に全く詳しくない状態で読んでいて、経緯についていくのがやっとだったのと(笑)、マルクス特有の皮肉や嫌味に彩られた文章が非常に鼻につき、没個性的な登場人物たちの記述と相まって読みにくいこ... 続きを読む »
カール・マルクスが(のちの)ナポレオン3世のクーデターまでのプロセスを描き、(翌年の)1852年に出版した本。躍動感あふれるリフレインの多い文体で、まず読み物として面白い。フランス史弱いので、足りない知識の中で読むのはしんどかったけれど。 フランスの経済的苦境と政治的混乱の中で生じたルイ・ボナパルトのクーデター。ルイ・ボナパルトを橋下市長、マルクスを内田樹先生に置き換えると面白く読めます。ま... 続きを読む »
カール・マルクスが、同時代フランスの、ナポレオン3世によるクーデター事件について記述した、変わった本。
マルクスは学問的な書き方にしばしば没頭する一方で、なんとなくジャーナリスト的な、煽動的・論争的でやかましいような書き方に走る傾向もあるなあ、と前から思っていたが、この本は後者が炸裂。かなり饒舌で、世俗臭がぷんぷんする文章だ。
しかし、当時のフランスの情勢なんてほとんど知らない私は、ほとんど置いて行かれっぱなしだった。
むしろ、付録でついている柄谷行人氏の文章のほうがすっきりしていて面白い。
この本が共和制/代議制の限界を突いているとか。
柄谷さんのマルクス論は、「あれ、マルクスそんなこと言ってたのかな?」と疑問に思うフシがときどきあるので、今までも、あまり真に受けてはいないのだけれど。
これも政治学のゼミで読んだものです。 今まで読んだ本の中で1位か2位を争うぐらい 難しい本でした…読むのに本当に一苦労しました(・ω・;) で、そんな難しい本なのに この本の3~5章の内容を まとめて発表する担当になってしまって。 もう本当に泣きそうなぐらい大変でしたが 逆に深く読むことによって内容がわかるようになり、 その後はとても楽しく読むことができました。 一番有名... 続きを読む »

「橋下徹」現象を歴史的に位置づけて理解する上で必読の古典。





