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- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582767513
感想・レビュー・書評
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まさにタイトル通り、平清盛以前の平氏に関する本だ。
祖父正盛、父忠盛を取り上げる本にはお目にかかったことがあるが、それ以前をこんなに詳細に記述しているものはあまりないと思う。
維衡と致頼の対立やら、正盛、忠盛の家族、人物像はさることながら、院政に関する院司構成、昇進に関する話は面白かった。
木曽義仲が、関白が無理ならば厩別当に、と言ったとする理由がようやくわかった。
終章には、忠盛死後の保元の乱への小論があるけれど、最近ではよく言われる清盛家と頼盛家の対立構造への言及は、すばらしい物だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大河ドラマ『清盛』のネタ本のひとつかも。そう思えるぐらいぴったりしています。
いきなり清盛の代で平氏が隆盛を極めた訳じゃなく、その前の父ちゃん・じいちゃんの頑張りがあったればこそ、というのが良くわかります。 -
清盛以前に焦点を当てて伊勢平氏の動向から正盛や忠盛に繋がる事象を丁寧に論じておられます。
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