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- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582806441
作品紹介・あらすじ
19世紀末のハレム。カージャール朝ペルシアの王女タージが、自ら綴った半生の記録。生まれ育ったハレムの権謀渦巻く実態を、内側から描写したリアルな記述は、他に例を見ない。当時の写真を多数収録。
感想・レビュー・書評
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もしこの作者が現代にいたら、きっとツイッター中毒になっていたんだろうと思われる。
タージ・アッサルタネはガージャール朝王家の娘として生まれた。自らの人生を、フランス語の家庭教師に独白するという形で紹介していく。そしてそれは、ガージャール朝期の王朝の内側を当事者が語った、稀有な史料でもある。
イラン人の歴史学者により校訂がなされているため、写真や用語集もしっかりと組み込まれており、私的な日記以上の価値を持っている。
宮廷に黒人奴隷がいたことに、軽い驚きを覚えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009年度96冊目 7月23日
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