少女たちの魔女狩り: マサチュ-セッツの冤罪事件

著者 : マリオンL.スターキー 市場泰男

• 平凡社 (1994年9月20日発売)

感想・レビュー・書評

[historytheoryさんの感想 · 2019年12月24日]

SM5a

[蔵海さんの感想 · 2013年4月19日]

面白かった！
実際にセーラム村で起きた魔女裁判の記録と解説。
悪魔にとり憑かれた子供たちの意見があそこまで盲目的に信じられてしまう事実が怖い。途中からおかしいと思ってても言えない状況になってたし。

自白したら処刑を逃れられるってのもなんかおかしい…。世界中で起きた魔女裁判や争いの中ではセーラムで処刑された人たちは数の上ではとても少ないのだろうけど、自分が魔女だとは決して認めず自白をしなかった人たちが立派であったことは勿論、親族がとても辛かったであろうことを忘れちゃいけないと思う。

魔女に限らず抑圧された環境からはこういった出来事は起こり得ることなんだろうな…。