我が逃走

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著者 : 家入一真
  • 平凡社 (2015年5月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582824773

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我が逃走の感想・レビュー・書評

  • 面白い。文章が上手い。飾らない人柄なのだろう。特に予備知識なしで読んだけどTwitterはフォローしてたんだった。

    カフェからダメになっていくあたりはなんだか経営者の孤独を感じてしまって読んでいて辛い。選挙や離婚はずいぶんさらっといったね。

  • 4章あたりが読んでて一番辛かった。崩壊していくときというのは、見ている方がつらい。

    現実から逃げ続けて、子どもっぽくてきもちわるいとも思ったし、読んでてイライラするところも多い。
    けれど、そんな作者だからわかる気持ちがあって、わかってもらうことで救われる人たちが意外と多いということがあらわれていた。都知事選の結果が物語るように、それは決してマジョリティーではないけれど、マイノリティーが声をあげた瞬間だったと思う。

    サイレントマジョリティーの代表として、政治の世界じゃなく、移り気の多い作者がおもしろいと思える世界でこれからも活動続けてほしいと素直に思えた。

  • 中学時代のいじめから引きこもりになり、押し入れのなかでインター
    ネットをしていた少年はレンタルサーバーの会社を起業したことから
    一躍、IT業界の寵児となった。

    『こんな僕でも社長に慣れた』はロングセラーとなり、成功の道まっし
    ぐらだったはずの、家入一真氏の「社長後」の転落と再起を記したの
    が本書である。

    史上最年少でジャスダックに上場を果たして順風満帆だったのに、
    飲食業に手を出したのがつまずきのきっかけ。最初の店舗が黒字に
    なる前に次々に新しい店舗をオープンさせるって経営者としてどう
    なのだろうか。

    「ここにこういう店を作ったら素敵」って思い付きだけでやってないか?
    店舗が赤字だからって個人資産で穴埋めしたら、いくら財産があっても
    追いつくはずもない。

    でも本人は至って楽天的だった。経理担当者から何度も危機を警告
    されているのに「金ならあるもん。株、売ろうか」で気しなさ過ぎ。もう
    読んでいる方がじれったいのよ。

    「誰かがどうにかしてくれる」。そんな甘えもあったのだろうけれど、結局
    は何もかも失い、失意のどん底。お金のあった時に寄って来た人たちに
    は「家入は終わった」とまで言われちゃう。

    「しっかりしてよ、社長なんだから」と思うんだが、逃げちゃうのよね辛い
    ことからは。ご本人は「居場所が欲しい」って言うのだけれど、居場所を
    作ったら作ったで、しばらくするとまた逃走。この繰り返し。

    自分のように居場所がなかったり、声を上げられない人、助けを求めて
    いる人の為に何かをしたいとの動機はあるんだけれど、それもどこまで
    本気なのか分からない。

    既存のルールや価値観にとらわれずに自由でいたい。「もっと自由を」っ
    て分からないでもないんだけど、みんながみんな、そうやって自由を求め
    ていたら社会って成り立たないと思うんだよね。

    尾崎豊は「サラリーマンにはなりかたねえ」と歌ったけれど、毎朝満員電車
    に揺られて会社に通う人たちだって、たくさんの夢を抱えていたと思うのよ。

    画家になりたい、ミュージシャンになりたい、冒険家になりたい、ウルトラマン
    になりたい、リカちゃんになりたい、役者になりたい、海賊になりたい、宇宙
    飛行士になりたい、等々。

    でも、どこかで現実を折り合いをつけて、現在に至っているのだと思うよ。
    サラリーマンだって逃げたいことはたくさんあると思う。それでも「今さえ
    乗り切れば」と辛い時期を乗り越え乗り越え、日々を過ごしていると思う
    のよ。

    それに無制限の自由は既に自由ではないと思うんだわ。

    だから家入さんはもどかしいの。逃げちゃうんだもの、すぐに。2014年の
    都知事選出馬の時だって、立候補を決めるのにTwitterで「1000RT行った
    ら立候補」なんてやってたした。何よ、この自主性のなさ。

    でもね、憎めない。経営者としてはとことんダメ人間だと思うんだけど、
    IT長者ではなくなっても彼の周りには人が集まって来る。自身がいじめ・
    引きこもりという辛い時期を過ごしたからか、基本は優しい人なのだと
    思った。その優しさが、弱さと紙一重なのじゃないかな。

    若かった家入さんも既に30代後半。逃げてばかりはもうそろそろ通用しない
    よね。今後、どんな風に変わるんだろうか。

    尚、本書は家入氏の自叙伝でもあるのだが、注目なのは家入氏の秘書で
    ある「内山さん」。彼女がいなかったら、再起後の家入氏もなかったと思う。
    文章からだけでも素敵な女性だと感じた。

  • 内容自体はとても読みやすく、すぐに読み終えた。
    その分、本には書いてない部分で相当大変だったことが多かったんだと察する。
    自身にはおそらく縁のない世界の話だと思うが、人という点ではもちろん同じなのであり、共感させられるところも多々あった。
    これから就職や就活をする人など、若い人が読んだら参考になる点が多い本だと思います。

  • 同氏の『さよならインターネット』(中公新書ラクレ)で、飲食店経営に乗り出して20億円を2年で失ったことについて詳述されていると紹介されていて読んだ。『さよなら~』と対を成すような本。

  • 内山さんのファンになりました。

  • 家入氏のやさしい人柄に、やさしい人たちが集まりサポートしてくれる。
    ものすごい勢いで金を消費したようだが、その使い方は、とても羨ましいものがある。
    賛否はあろうが、キャッシュフローではなく、一時金のようなストックマネーはチビチビ使うよりガンガン使った方がいいんじゃないかと改めて思わせてくれた。
    そして、家入砲、求心力は、お金で買えないがお金に変えれる財産だとも思った。

  • シリアルアントレプレナーの家入一真氏の自伝。Paper BoyCo.から、ロリポップのヒットでの一部上場、カフェ経営、Liverty、都知事選出馬、Base、Campfireまで家入さんの数々の「逃走」を本人視点で読める。やはり家入さん面白いな。

  • 場は作るけどすぐやめちゃうのね

  • やっぱり、離婚はするのね

  • 家入さんが好きになります笑

  • 成功者のその後が開けっぴろげに書いてある。
    こういう人でも(ごめんなさい)成功できるのなら自分だって、という気持ちにさせてくれる。

  • ちょっと長いけどおもしろかった。CAMPFUREの石田さんと出会った頃くらいからのエピソードが好き。

  • 一気に読んでしまった。ちょっと泣きました。
    なんというか、こんなに等身大(に感じられる)エッセイは初めて。こんなこというのはちょっと恐縮だけど、不器用でぜんぜん周りに溶け込めない自分が、なんでこんなに自ら組織に飛び込んでいくのか、組織や社会を作る立場にチャレンジするのかがわかりました。
    自分も、居場所が欲しかった。中学校の時はいじめも受けたし、小中学校はゲームばかりでその時の友達はゼロ。当時好きな女の子に話しかけることもできなかった。高専に入って音楽や寮生活で仲間を作ることもできたけど、結局自分のことしか考えられていない自分はどんどん孤立していって、誰も相談できない状況が続いていました。難しいなら逃げて、またやり直して、失敗してまた逃げる。その中で自分にしかない成長もある。そう素直に思える、勇気が持てる本でした。家入さんのことは全く知らず、話題になってた本だったので手に取っただけなんですが、まさかここまで引き込まれるとは思いませんでした。今は、尊敬する人です。誰が何と言おうと。応援します。

  • ペパボで成功した後、カフェなどを大量につくった結果大きな赤字を出してしまった。その後、BASEやcampfireを立ち上げるところまで書かれている。このへんの話は身近なので関心が持てて良かった。

  • あまり家入さんを知らない私はおもしろく読めました。こういった慣性をもった経営者が増えるとおもしろくなると思います。

  • 転落人生への回顧録と副題がついてもおかしくないぐらい

    カフェ会社解散、離婚、クラウドファウンディング炎上、ペパボ勇退
    など様々な鈍痛を味わってきた著者

    それは著者が熱しやすく冷めやすい
    日本的に言えばB型体質なのである。
    だからこそ次から次へとスクラップアンドビルドを繰り返す。
    走りながらコンセプトや理念を決めたり
    人員配置をしたりしている。
    周りの人は堪ったものではない。
    迷惑をかけまくっている。でもこんなことを思う。

    家入!!逃げて、逃げて、逃げてくれ!
    その先に何があるか見せてくれ!!

    彼がのたうちまわりながら見つけた何かを見たくなってしまうのである。

  • けっこう分厚い自伝。労作。これ読んでも、逃走っぽくはないなぁと思った。確かに、人間らしくはあるけど。でも、やっぱりまだまだすごいひとやでこのひとは。あと、関係ないけど家入さんの初期ってもっとかっこいい写真が使われてたように思うねんけど、ほんまに同一人物なのか? って思うほど別人に見える。

  • 良かった。この人は本当に等身大の人だ。最後の方になるにつれてますますおもしろくなってきた。おすすめ。

  • もし彼がたばこやめたら会いに行きたい!
    タバコアレルギーだから。

  • 語り口はとてもライトでマイルド。しかし描かれる文章はとてもヘビー。本人は飄飄と気の向くまま、おそらく自負していない抜群の行動力で次々と人を採用し事業を立ち上げる。しかし数字は伴わない。そして突然引き籠ったり遅刻したり引退したり。周りの人は相当苦労したんだろうなぁと思う。本人も人に恵まれたと言っているが、昔から付き合いある人はいいけど、信頼関係がない人はどうであったのだろう?それでも人が慕ってくるのはやっぱり愛されているんだなぁと思う。

    傷が癒えぬまま自分の転落人生を吐露する勇気とシリアルアントレプレナーとして次から次へと事業を生み出す情熱は素晴らしい。が、円満に「いまに至る」風に書かれているものの、パーティカンパニーの社員など巻き込まれ人生を振り回された人々のことを考えると、、、複雑な気持ちになるし家入さんはちょっとずるいなと思う。

  • 人間ドックの診察待ちで読了。
    もう、胃カメラ2度とやりたくない。

    それはそうと、「こんな僕でも社長になれた」に続く家入さんの手記。
    細かいことや経営に詳しいとかじゃなく、センスとか機動力持ったひとがトップにたつと会社はこうなるんだなあと。
    ベンチャー気質、アットホーム、なんかこういう仕事もいいよね。

  • 2014年の都知事選に出馬した家入一馬さんの自叙伝。
    IT起業家として成功し、お金に糸目を付けずにどんどん新しいことに挑戦していくあたりの話は、読んでいて快く思えなかった。その後、お金を失い転落していった話も、当たり前としか思えなかった。
    IT業界をますます信用できなくなった。
    でも都知事選に出馬を決めた後の話は、読んでいてなぜか涙が出た。
    家入さんという人は、自分を着飾らず、本当に人が良くて、自分の弱さを隠すこともできない人。
    自分が人のためにできること一生懸命考え、弱さを見せながら、自分に利益がなくてもそれを実践していく。
    そして大勢の人を巻き込んで緩やかに周りを変えていく。そういう力のある人なのだと思った。
    今後の活躍が楽しみです。

  • 家入さんすごい。こんな僕でも社長になれたも良かったが、家入さんの人間臭さが溢れていた。
    やりたいと思ったことを恐れずにやる方が人生楽しいんだろうな。

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