オランダの教育―多様性が一人ひとりの子供を育てる

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  • 平凡社 (2004年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582832334

オランダの教育―多様性が一人ひとりの子供を育てるの感想・レビュー・書評

  • 教育とは一人一人の子供の社会化の過程です。社会化とは子供が他人と社会関係を結ぶ能力を身につけるに留まらず子供が自分の能力を発見し将来自分に最も相応しい社会的位置を得る為のプロセスです。一様な価値観や尺度で子供を選別していると落ちこぼれる子供が将来社会のどこにも位置を得る事ができなくなるからです。学歴偏重社会は子供の持つ様々な可能性のうち、ごく限られた能力だけを極端に重視する社会です。

    なるほど。

  • オランダの教育制度に関心を抱き本書をとった。エッセーのような体裁かとおもいきや、著者は研究経験もありため分析の質も高くわかりやすい。

  • オランダの教育といえばこの方なのかしら、と思い読む。
    オルタナティブ教育に思ったよりも紙面が割かれていたが、
    特にモンテッソーリ教育は間違ってはないけど内容が偏ってる紹介をされていた様に思う。
    全体的にオランダの教育を広く浅くよいしょしてる感じだった。

  • 好き過ぎて卒論のテーマにしました。

    NHKで特集されたのきっかけにオランダに興味を持った。
    オランダの「寛容」に一番魅かれた。

    その国民を作る社会、そしてその国民が作った社会。
    日本とは異なる常識に溢れている。

    自分の人生観を見つめ直すのにピッタリな1冊。

  • 読書日:2012年8月3日-6日
    日本の教育が如何に陳腐なのかが解りました。
    Suomiと言い、Nederlandと言い、欧州でも小さな国土の国々は、
    国民一人一人を教育だけでなく手厚く保証している感じがします。
    国民の殆どが移民というNederland。
    移民の人達に対しての課題が未解決ですが、
    現段階での教育は「習う」ではなく「自ら学ぶ」捉え方と、姿勢が素敵でした。
    特に、
    ・教育は無料
    ・理解度は個々で違うから留年は当たり前
    ・校区制がなく、親が学校の特色を吟味して子供に通わす
    に感動しました。

  • 校区がなく、通える範囲に10校前後ある小学校。その中からその子に適した学校を自由に選ぶ。また、国から指定されているのは中核目標だけで、理念や方法•教材は学校によって様々。検定教科書が無い。そもそも教科書をあまり使わないから、教科書は学校の備品。学級編成も柔軟で、飛び級•落第も当たり前。当たり前だから恥ずかしさも感じない。学力重視ではなく、その子の特性を活かし進路を決める。移民が多い国だからこそ、サポートシステムを整えようとする意識が高い。常に今の教育のあり方で完成とは捉えておらず、教師も生徒も親も、より良くしていこうと励んでいる。一人一人の子供を大切に育てるオランダ教育。日本の今後の学校経営の仕方、クラス編成のあり方、教員養成のあり方、そして特別支援教育のあり方を考えるとき、参考になる部分が多々ある。
    「他国との比較において自国の世界的な位置を見出す」「世界的な潮流のなかで自国の教育の向かうべき方向について考える」→今、どの国にも求められていること。

    この本は、変に堅苦しいとこがなく、筆者と筆者の子供との生活を通して学んだことがもとになっているので、どんな人でも読める。装丁も好き。

  • オランダでの子育ての実体験をもとに
    オランダの教育制度が詳しく書かれている

    オランダの教育は一様な尺度や価値観で子供を選別するのではなく、
    子供が自らの能力を発見し、社会でふさわしい位置を得るためのサポートをしている印象を受ける。
    「一人ひとりを大切にする社会」という言葉は的を得ていると思う。

  • 北欧の教育と似ている部分もある。

  • 自発的に物事を学べるように「学び方を学ぶ」。そして子どもが開放的な社会関係を持つこと、に共感しきり。

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