さよならのポスト

著者 :
  • 平凡社
3.43
  • (10)
  • (11)
  • (37)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 102
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582832716

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • さよならをテーマにした短編集。
    「星になったライオン」が好きです。

  • ちょっと不思議なさよならの童話。

  • 絵本を読んでいるみたいで和んだ。
    さよならがすべてそのままメインテーマなわけではないけど、子供の頃に感じたちょっとした感情を、いくつか思い出すことができた。

  • 色々な「さよなら」のお話
    切ない話もあり、暖かい話も。

    特に「まてんろう」と「夏の魔女」が好きです

  • だれかがだれかに別れを告げる「さよなら」という特別な言葉。
    その「さよならのお話」だけが緑色のポストに届くのです。
    そのお話を読むのがそこの郵便局員の仕事です。

    童話ってやっぱりすごいです。
    温かくもあり、切なくもある。

    特に「まてんろう」という、
    おばぁさんと“まてんろう”という名のネコの物語では泣きそうになりました。

  • 緑のポストに投函される優しくも切ない九つの「さよなら」たち。
    恋するフクロウの話、四季のライオンの話、化石の山に住む番人の話、明日が嫌いな女の子の話、夏の間魔女になるおばさんの話。
    「西の魔女が死んだ」のような、やわらかい「さよなら」が緑のポストに沢山詰まっています。
    あと「さよなら」を見届ける、もしくは報告を受ける「さよならの番人」はとても孤独な仕事だと思います。

  • 表紙の緑色が目にしみるような短編集だった。「さよなら」と一言に言っても、切ないものから胸が張り裂けそうな痛みや恐れを伴うもの、次へのステップアップのためのものなど、そのあり方はさまざま。そして最後に「さよなら」の手紙をポストに入れたのは……。誰かに、何かに「さよなら」する時に思わず手紙を書きたくなる1冊。

  • みんながサヨナラの手紙を入れていく。
    4匹のライオンの話。

  • 絵本っぽいです。

  • バッドエンドとハッピーエンドの話もあって面白かった。
    猫の話と水晶の話とライオンの話が好き。
    ほのぼのしているようで、どこか切ないところも。

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1950年、愛知県生まれ。作家。著書『エンドレス・ワルツ』『琥珀の町』『抱かれる』(いずれも河出書房新社)、『ホテル・ザンビア』(作品社)ほか。

「1994年 『自殺者たち 一日一死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

稲葉真弓の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×