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- Amazon.co.jp ・本 (39ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582835410
感想・レビュー・書評
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おじさんとアイが浅草と架空のビルを散歩し、様々な共通点から類似していることに気が付く物語。
この架空のビルは浅草文化センターのコンペティションで惜しくも2位となった案。この案は浅草の都市構造からヒントを得て制作されたもの。浅草の境内には明確な囲いがなく、周りの建物に囲われているだけで、色々な隙間から人が出入りすることができる。
そこは囲いが無いが、浅草という一つの町を作っているのだ。
つまり浅草は開放的でありながら、一つの家のように機能しているのである。この設計案は浅草の都市構造をビルの中に落とし込んだ案である。コアをビルの中で分散させ、各階でずらすことで、揺れ動くような形にしている。中で動いてみると、コアが空間を緩やかに区切りながら狭い空間、広い空間を作っている。
浅草の都市構造の分析は面白いなと思った。
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