絵描き

著者 :
  • 平凡社
4.15
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本棚登録 : 168
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835694

作品紹介・あらすじ

風、音、匂い、記憶、そして心…見えないものを形にしながら、自分の風景を作っていく。詩情溢れるいせひでこの世界の原点を伝える名作絵本、待望の復刊。

感想・レビュー・書評

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  • 絵描き
    2012.04発行。字の大きさは…中。

    この絵本を、最初に絵だけを見ていたら、水彩画は珍しいな・・・
    何を訴えているのかな・・・?
    でも、何か・・・
    色遣いがいいな。
    一枚一枚の絵ではなく、全体で物語が構成されているのかな・・・?
    と、思いました。

    すこし字が書いてあるので読んでみると、さらに分からなくなってきました。

    何回か読み返していきますと、旅に出た画家の青年が、感じたもの、見たものを、キャンバスに描いて行きます。
    そして、展覧会を開いて・・・
    次にまた、新しいものを求めて旅に行くということなのかな・・・?

    いせ ひでこさんの本を見るのは始めてです。
    2020.09.19読了

    • やまさん
      nejidonさん♪こんにちは(^-^)
      コメントありがとうございます(*^_^*)
      いせ ひでこさんを検索で調べてみました。
      伊勢英...
      nejidonさん♪こんにちは(^-^)
      コメントありがとうございます(*^_^*)
      いせ ひでこさんを検索で調べてみました。
      伊勢英子さんのご主人が、ノンフィクション作家の柳田邦男さんなんですね。
      え、えぇ~・・・(⌒-⌒)ビックリ・・・
      nejidonさん♪次は、どの本がいいですか、宜しくお願いします。
      私も好きになりそうです!
      やま
      2020/09/19
    • nejidonさん
      やまさん。
      私が一番好きなのは「最初の質問」です。
      詩は長田弘さんで、そこに美しい水彩画の挿絵が入っています。
      よくお話会の最後に読み...
      やまさん。
      私が一番好きなのは「最初の質問」です。
      詩は長田弘さんで、そこに美しい水彩画の挿絵が入っています。
      よくお話会の最後に読みます。
      その次は「チェロの木」。
      でもやまさんが見て気に入られたのが一番だと思いますよ!(^^)!
      2020/09/19
    • やまさん
      nejidonさん♪こんにちは(^-^)
      返信ありがとうございます(*^_^*)
      「最初の質問」 長田弘/詩 いせひでこ/絵 を図書館に...
      nejidonさん♪こんにちは(^-^)
      返信ありがとうございます(*^_^*)
      「最初の質問」 長田弘/詩 いせひでこ/絵 を図書館に予約しました。
      手に取るのが楽しみでなりません(⌒-⌒)ニコニコ…
      やま
      2020/09/19
  • 夜空に輝く星、その星たちの1つが太陽。
    太陽が地球にもたらした数々の奇跡が絵描きの心を捉える。

    地面の上に這い出してきた大木の根。
    ふいに出くわし、なぜだか少し怖かった枯れたひまわりの大群。
    しかしながら夕焼けの光が枯れたひまわりを星に変える。

    天気によって景色が変わる。時と光が景色を変える。
    風が運ぶ雲が刻々と空の姿を変えていく。
    雪は空から地上で生きるもの達への手紙だ。

    昨日と今日はつながっていて、空はすべてのものをつないでいる。
    絵描きが見ている世界は凡人にはわかりようがありません。
    わかっていないはずなのですが、いせひでこさんの描く絵はなぜかいいんですよね。

    それにしても恥ずかしながら、少年が手にしている大きな本の表紙の文字 "GOGH" が "ゴッホ" だったことを知らなかった。
    "Chopin" が "ショパン" であることを知った時と同じくらい自分にとっての新発見!

  • 絵を描く人、描ける人はほんとうに憧れの存在です。
    そんな描く人が主人公の絵本です。
    絵を描くことに対する迷いや悩み、表現することそのものへの迷い、そして、喜びや希望が描かれているように感じますが、それはそのまま、あらゆる人の内なるところでも起こっていることで、悩んでていいんだ、迷っていいんだ、と少し勇気をもらえます。

    色合いと描かれている線の柔らかさが、気持ちにも響いてきました。

    贈り物にするのもよいかも、と思っています。

  • 描きすぎてわからなくなる、楽しく描けなくなる
    絵描きのスランプが綺麗な絵で表現されている。
    絵を描くためには見て、吸収して、記憶しないといけない。
    「おつきさま ぬすんだ」って表現が良い。
    「きのうと きょうは つながっている。」
    絵を描きたくなりました。

  • 本屋さんで一目惚れ。絵も素敵だし、お話もすごく好き!
    景色が切り取られている絵が特に綺麗だと思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本屋さんで一目惚れ」
      判るなぁ~
      いせひでこの絵本は、チョッと離れて見守ってるように感じるので好きなんです。。。
      「本屋さんで一目惚れ」
      判るなぁ~
      いせひでこの絵本は、チョッと離れて見守ってるように感じるので好きなんです。。。
      2013/08/22
  • ああ、ゴッホを好きなんだなあと感じる。
    彼の世界はこうだったのかもしれないと思わせる、ちょっと不思議な世界観。
    そして、絵描きが囚われる世界。

  • 「記憶が空でつながっている。」

    旅と空と。人生に例えられる2つを絵描きとして織り交ぜながら描いている絵本。いせひでこさんが好き。いせひでこさんの表現が好き。文も言葉も絵も雰囲気も全部好き。

  • とても綺麗で美しい。少し観念的。絵描きの人はこんな感じの頭の中なのかもしれないな。

  • とても絵が綺麗で、絵描きの儚い人生を感じることが出来る本。読んでいてとても切ない気持ちになる。

  • 2014.4.25市立図書館
    いせひでこさんの絵が好きだなぁ。
    画家という人生でだいじなのは色の混ぜ方や写生の技術ではなく、やっぱり人生という旅の中で日々みるもの、感じることの豊かな記憶がねっこのところにあるのだなと思った。

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著者プロフィール

[著者紹介]いせひでこ(伊勢英子)
画家、絵本作家。1949年生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京藝術大学卒業。創作童話『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞を受賞。絵本の代表作に『ルリユールおじさん』『1000の風 1000のチェロ』『絵描き』『大きな木のような人』『あの路』『木のあかちゃんズ』『最初の質問』『チェロの木』『幼い子は微笑む』『ねえ、しってる?』『けんちゃんのもみの木』『たぬき』など、単行本・エッセイに『旅する絵描き』『七つめの絵の具』『わたしの木、こころの木』『こぶしのなかの宇宙』『猫だもの』『見えない蝶をさがして』『風のことば 空のことば』など多数。


「2022年 『愛蔵版 グレイがまってるから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いせひでこの作品

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