あのとき、この本

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制作 : 「この絵本が好き! 」編集部  漫画 こうの史代 
  • 平凡社 (2014年3月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582836455

あのとき、この本の感想・レビュー・書評

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  • 71名の著名人による思い出の絵本紹介、そこに添えられたこうの史代による四コママンガ。「こどものとも0.1.2」連載をまとめたもののようだが、なかなかユニークな試みだなと思いながら読みました。
    紹介されている絵本はもうテッパンの、おなじみ福音館書店などの名作ズラリ。勿論私自身も幼いころから親しんできたものばかりだが、著名人らの思い出語りがときにしんみり、ときにユーモラスで、また新たな思いであの絵本を読みたいなと思わされる。特に、小児科医の細谷亮太さん(いわさきちひろ『あかちゃんのくるひ』)のエピソードにはぐっときたな。
    今更ながら知る作品もあり、この人がこんなチョイスを!と新鮮であった。欲を言えば、それぞれの紹介者の肩書きは本文にも載せてほしかったな。「この人誰?」といちいち目次を確認するのはちょっと面倒だったので。
    そして、こうの史代さんによる四コマ「ときこの本」もとてもよかった!紹介されている絵本から着想を得てのマンガは、絵本の内容に沿っているようないないような(笑)ちょっとシュールでかわいい「ときこ」と「本」さんの掛け合いが面白かった。毎度「そう解釈するか!」という微妙な脱線加減がツボでした。
    名作の魅力を改めて強く強く実感。著名人らの知らない一面を知ることもできたのもよかった。大切な絵本はこんな風にその人の人生に寄り添い、さり気なく影響を与えているものだとよくわかって、いい機会でした。

  • 71人の絵本大好きな方たちのエッセイと、こうの史代さんの4コマ漫画のコラボレーション。確か朝日新聞の書評欄に掲載され、読みたいリストのに残しておいたものです。

    こうの史代さんのウィットの効いた漫画が面白く、エッセイよりもこちらに目がいってしまいました(申し訳ない)。あっ、これ読んだことあるあるとか、ふーん、こんな本なんだ読んでみたい、と思うものも多数。いろいろな本の紹介本はありますが、面白い企画でした。

    朝日新聞連載の、宮部みゆき:作、こうの史代:絵 の”荒神”が終了してしまいました。こちらも書籍化を願いたい。

  • (No.14-15) エッセイです。

    71人の絵本が大好きな人達がとっておきの絵本を紹介。それぞれのページに、こうの史代さんの四コマ漫画が付いてます。

    皆さんの思い出の一冊なのかなと思って読み始めたのですが、必ずしもそうではありませんでした。もちろん子供の頃すごく好きだった一冊を紹介している方もいます。けれど大人になってから出会った本、自分の子供が好きだった本、またご自分が描かれた本のことを書いている人もいて、いろいろな面から絵本を知ることが出来ました。

    著者の方たちの中には私が知らない方や、お名前を聞いたことがあるくらいの方もいて、どんな方なのかなあと想像しながら読みましたが、短い文章の中からその方の背景が浮かんできました。

    そして自分のことを考えると、どうも子供の頃読んだ絵本のことはあまり思い出せない!あれ~?、読んでないはずはないのにどうしてだろう。思い起こすと、小学校4年生くらいからは字がたくさんある小説を読んでたみたいなので、どうやらそこで読書歴が上書きされちゃったのかもしれない。
    う~ん、そういえばお姫様が金の鞠を抱えてるシーンがある本を持ってた気がしてきた。カラフルな色使いで、その本はお気に入りだったような・・・・。多分グリム童話だろうと思う。それ以外の絵本を全く思い出せないとはやや情けない。

    私が絵本を紹介するのなら、この本の中で誰も触れなかった「ノンタンシリーズ」にしたいな。
    私の子供たちが出版とリアルタイムに出会ったシリーズ。私も子供たちも大好きで繰り返し読みました。ちょっと小さめな本が、子供の手にぴったりで。今も大切にとってあります。

    絵本についていろいろな考えを紹介してくれる、素敵な本です。6年もの長い間連載されたものを一度に読むことが出来るとは、なんて贅沢なんでしょう。

  • たくさんの方々の思い出の絵本。

    読んでいると「…あぁ!私もこの本読んだ!」と
    急に思い出す本があって面白い。

    左側のときこの漫画(こうの史代さん作)が
    楽しくて、最初に全部読んでしまった!

    数々の絵本の翻訳者として何度も登場、
    石井桃子さんの活躍が光るなあ。

    絵本って、「出会い」だなあ、と思った。

  • こうの史代さんの漫画と聞いて、お友達から借りた。絵本が大好きだけど、本書の中の紹介者のエッセイは本当にまなざしが温かく味わい深くて読んでいてほっこりした気持ちになる。自分の好きな絵本を他の人がどのように感じているのか知るのもまたとても楽しい。こうのさんの漫画は独特の味わい、世界があり、本書の味わいを深めていると思う。中でも、私の好きなカエルが割烹着を着て涙を流しながらタマネギを切っているの図には、やられた!と感じた。エッセイもとてもよいけど、漫画にもかなり楽しませてもらった。また、こうのさんのあとがきの「ああ、人というのは出逢うもので出来てゆくのだなあ、と感じました」という言葉にも共感。こうのさん、ありがとうございます。

  •  71名もの執筆者が、多角的な視野で書いた絵本の書評。その左隣に添えられた漫画に気分が和らぐ。
     時代がどれほど流れ、過ぎ行きても、面白い本は、いつでも面白い。
     過去だけでなく、これからも面白い本達と出会えますように。

  • 作家さんの「私のこの一冊」。
    絵本縛りのジャンルなので、なかなか面白かったです。
    興味のある作家さんばかりでしたが、選んでおられる絵本は皆さんわりとオーソドックス(^^;;
    大御所作家さんにいたっては、ご自身が手がけた絵本とか…まぁそうなりますわな(^^;;

  • こうの史代目当てで買ったりして、、、

    平凡社のPR
    「「こどものとも0.1.2 」(福音館書店)で6年間続いた、絵本の書評連載が単行本に! 71名による「あのとき 」に読んだ思い出の絵本エッセイに、人気漫画家・こうの史代が4コマ漫画をつけていく。 」
    http://www.heibonsha.co.jp/book/b165876.html

  • 2017.3月。
    豪華顔ぶれによるたくさんの絵本エピソードがこの一冊に。
    それぞれ選書にもエピソードにも個性が出てておもしろい。
    アーサー・ビナードさんの『こぶとり』のエピソードがなぜか印象的だった。
    まだまた知らない絵本だらけだなあ。

  •  こうの史代もあの映画以降、人気だな、なんて思ったら2014年の本だった。自分が、知らなかっただけか(反省)。

     71人もの著名人(?知らない人も多い)が、自分の好きな絵本を紹介する本。各人のエッセイ毎に、こうの氏の四コマ漫画が付いている。
     エッセイを楽しみに読んでも良いし(全部、ずっと読んでると飽きる)、マンガだけ拾い読みしても良い(ちょっとシュール)。

     天野祐吉が谷川俊太郎の「わたし」という絵本を薦めていて、いいなと思った。
    『わたし』は1976年発行の古典的な絵本。主人公の「やまぐちみちこ」という女の子が、他から自分がどう見えるかを次々と述べていくというもの。

    「わたし
     おとこのこからみると おんなのこ
     あかちゃんからみると おねえちゃん
     おにいちゃんからみると いもうと
     おかあさんからみると むすめのみちこ
     おとうさんからみても むすめのみちこ
     
    ・・・と、こんな感じ。平野啓一郎著『空白を満たしなさい』の”分人”の考え方も、ひょっとしたら、谷川のこの詞から発想したのかな、なんて思った。
     要は古典的考え方なんだね。

     その他、紹介されている本は、テッパンなものが多い。そういえば、こんな絵本読んだなあと懐かしく見返す感じ。個々のエッセイは面白いのもあり、つまらないのもあり、あまり読まなくてもいいかなという感じ。

     自分なら、どんな絵本を紹介するだろう・・・・
     最近読んだものなら、ステファノ・フォン・ローの『小さな”っ”が消えた日』が面白かった(絵本というより、挿絵の付いた物語か)。
     子どものころに夢中になった絵本は・・・ 何と言っても『ヘビのクリクター』だな!

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