まぬけなこよみ

  • 131人登録
  • 3.60評価
    • (5)
    • (20)
    • (14)
    • (4)
    • (0)
  • 21レビュー
著者 : 津村記久子
  • 平凡社 (2017年4月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582837575

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
角田 光代
辻村 深月
西 加奈子
西 加奈子
又吉 直樹
恩田 陸
三浦 しをん
津村 記久子
宮下 奈都
柚木 麻子
村田 沙耶香
米澤 穂信
角田 光代
津村 記久子
森見 登美彦
西 加奈子
有効な右矢印 無効な右矢印

まぬけなこよみの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ウェブで3年にわたって連載された、津村流こよみエッセイ。テーマでもある「七十二候」に興味はあったものの、ちょっと敷居が高い気がしていたのだが…読み始めたら、いつもの津村さんらしい、タイトル通りのほどよい「まぬけ」ぶりにホッとしました。
    初詣、春眠、七夕、彼岸花etc…季節を表すお題に沿って語られる津村さんの日常のエピソードは、緩やかで穏やかで心地よい。何てことない話のようでさり気なくオチがあり、トホホな展開にしょっちゅうププっと笑わされる(共感しまくりです)。こんな風に気軽に自然に、春夏秋冬を楽しみたいなと思う。楽しむための視覚・味覚・触覚・嗅覚も少し研ぎ澄まされたような気持ちになる。
    印象的だったのは、子供のころのエピソード。特に、両親の離婚でもう会うことがなくなった父方の祖母との思い出話は心に沁みた。はははっと笑って和むことがメインではあったけど、ごくたまにきゅっと切なくなる部分もあり。ユーモアを交えて語りながら、ポンポンと肩を叩かれてるような。そのさり気なさがありがたくて、呼吸が楽になる感じがした。
    結構ボリューミーなので、読む前は軽く怯んだりもしたが、軽妙な語り口が心地よくて案外するすると読み進められました。勿論ちびちび楽しむのもよし。オカヤイヅミさんのイラストもかわいらしくよかったです。

  • *骨正月、猫の恋、祇園祭、渡り鳥、おでん…芥川賞作家がめぐる一年、七十二候。四季のことばから生まれた脱力系歳時記エッセイ*

    まぬけというか、ヘタレというか、とほほというか。いずれにしても、津村ワールドにどっぷり浸かれること間違いなし。気楽に読めるとは言え、こんな風に季節のうつろいを観察したり、一つのことを吟味して的確に表現できるなんて、やっぱり素敵な作家さんだなあと改めて思う。エッセイは、くよくよマネジメントが全く合わなかったので嬉しい誤算。

  • 季節の移り変わりを書いた
    エッセイって 普段は忘れてしまうのですが
    はっと 時折思い出すんですよね
    ああ あの作家も
    こんなこと書かれていたなぁ って
    故郷がかぶると
    余計に まるで
    自分の思い出だったかのように
    うまく混ざってしまいます

  • 芥川賞作家の著者が、日々折々の「暮らしのこよみ」をテーマに、日常について語ったエッセイ集だ。

    相変わらずこの人の力が入りまくったゆえに脱力してしまった、というような、「マイナスからスタートします」みたいな立ち位置の視点が面白い。

    ものすごいビビリで世間に対して怯えているようでありながらやけに大胆なことを考えたり、そのアンバランスさがなんとも言えずにいい。
    どちらかというと地味な雑感や日常が書いてあるのだけれど、それが時々、ぷっと笑いたくなるようなおかしみを持っている。

    花見に異様に力を注ぐことや、花火大会のハードルが異様に高いこと、じゃがいもや鳥を偏愛していることなど、案外こういう人、身近にいそうだけど、それをこんな風に面白おかしく書けるのはやっぱり筆力のある作家さんだからだよなぁ。

    日々の折々にぱらぱらめくって四季の移り変わりを楽しむのもよさそうな一冊だ。

  • 津村さんのゆるいんだけどゆるいだけでないエッセイがすき。今回のその、まぬけさ? も最高でした。

  • 七十二候に俄然興味が湧く。
    大晦日を好む気持ちに共感大。

  • 津村さんの物事の捉え方、感情の処し方に共感することが多いです。

  • 2017 8/15

  • エッセイと言うのは文学性もさることながら、書いた方の人間性に触れることが一番の喜びと思います。そして、その人間性に感動出来たらもう最高です(^-^) 街なかで、お年寄りとそのお孫さんと思しき二人連れを見かけるたびに、心底うらやましくなり、後ろをついていきそうになるw。(人生のなかでの、その時間の短さを知ったからなのだと思う)津村記久子さん「まぬけなこよみ」、2017.4発行、七十二候(季節の言葉)に合わせたエッセイです。ぶらんこで一回転するのが夢だったとかw。その思いだけで敬服いたします(^-^)

  • 七十二候ごとのお題に沿ったエッセイ。
    子供の頃の思い出が多いが、季節の行事にあまり参加してこなかった様子や日々思っていることが飾らずに書かれているので気軽に読めた。
    お題の季節に合わせて少しずつ読むのも良いのかも。

全21件中 1 - 10件を表示

まぬけなこよみを本棚に登録しているひと

まぬけなこよみを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

まぬけなこよみを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

まぬけなこよみのKindle版

ツイートする