音楽史の形成とメディア (平凡社選書 218)

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  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582842180

作品紹介・あらすじ

鳴り響くとともに消える音の記憶は、どのように歴史の語りになっていったのか。われわれが音楽の歴史を語る時、自明の前提にしている「西洋音楽史」という歴史の語りや、特定のレパートリーが繰り返し演奏されるといった「クラシック音楽」という文化の制度は、どのように作られてきたのか。本書では、音楽の歴史は、音楽そのものではなく、音楽を記録・伝達し、再現・評価し、選択・配列する社会の技術と制度である「メディア」によって形成されたという観点から、従来の「西洋音楽史」「クラシック音楽」というパラダイムを大胆に解体してみせ、音楽史研究の新しいパースペクティヴを提示する。

著者プロフィール

1948年生れ。西欧音楽史家(音楽社会史)。主要著作:『楽譜の文化史』『オーケストラの社会史』(以上、音楽之友社)、『音楽演奏の社会史--蘇る過去の音楽』(東京書籍)、『文化としてのシンフォニー』全3巻(平凡社)。

「2019年 『ベートーヴェン 完全詳細年譜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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