新書142白虎隊と会津武士道 (平凡社新書 142)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582851427

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  • 「ならぬことは ならぬものです」

    保科正之を藩祖とする会津藩は、戊辰戦争で薩長を中心とした官軍に対し徹底して抗戦し、白虎隊・娘子隊の悲劇をはじめとする多くの犠牲者を生んだ。
    「会津降人(罪人の意)」と呼ばれ、戦後は陸奥・下北へ移住してのお家再興が認められたが、それは寛典とは程遠く、事実上の流刑だった。父祖の地から遠く離れ、厳しい寒さと飢餓・そして逆賊の汚名に苦しみながらも新時代を臨み、生き抜いた会津の人々、その心の真髄を探る。

  • 会津を知るのにすごく役立った。
    戊辰戦争からはあまりにもかわいそすぎて、卒論のテーマにするかどうか迷ったほど。。
    容保公は兼継のように素晴らしい武将でもなく、判断ミス等で負け続けた会津だけど、
    武士道を最後まで貫き通した姿は尊敬すべきものだし、立派だと思う。
    最終章の山川健次郎が明治の世を生き抜いた話も興味深かった。

  • 会津の人がなぜ長州の人をいまだ許せないのかがわかった。

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著者プロフィール

星 亮一(ほしりょういち)1935(昭和10)年仙台市生まれ。高校時代を岩手県で過ごす。一関一高、東北大学文学部国史学科卒。福島民報記者を経て福島中央テレビに入りプロデューサーとして歴史ドキュメンタリー番組を制作。著書に『会津藩燃ゆ【令和新版】』『天才渋沢栄一』『奥羽越列藩同盟』『武士道の英雄 河井継之助』『斗南藩』『呪われた戊辰戦争』など多数あり。また20年余に渡り戊辰戦争研究会を主宰している。

「2021年 『星座の人 山川健次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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