ファッション都市論: 東京・パリ・ニュ-ヨ-ク (平凡社新書 246)
- 平凡社 (2004年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582852462
作品紹介・あらすじ
世界のファッション先端都市-東京・パリ・ニューヨーク。パリは「ファッションの都」として君臨しているが、そこに住む人は「シック」という変わらぬ美意識を持っている。ニューヨークでは、ビジネスの成功のために服が選ばれる。そして東京は?世界一のブランド輸入都市でありつつ、「カワイさ」「自由さ」に依拠した斬新なファッションが生まれている。移ろいやすく、気紛れな「ファッション」から、都市の文化・歴史・感性を捉える新しい試み。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
パリ、NY、東京の都市ごとのファッションの特色を述べることで、東京の特長をあぶりだそうとした本。パリには「まだ存在しないものをつくりたい」クリエイションの追求、NY.にはマーケティングから生まれるファッション、という特色があって、目線は違ってもそこでの主役は成熟した富裕層。それに比較し、東京は「未成熟」な若者がけん引する文化であり、そこには主義主張と切り離されたファッション、といった一種の軽さがある。それが日本の「カワイイ」を生み出し、世界から注目されている。こういうソフトコンテンツをうまく売り出していけば、日本の新たな主幹産業となりうると思うんだけどな。余談だけど、戦後すぐにCDが出したニュールックはいつ見てもかわいすぎる。
-
ファッションとしである、パリ、ニューヨーク、東京
それぞれ歴史、ライフスタイルによってそれぞれのスタイルがある
そんな3つの都市の特徴がわかる本
個人的にはとても納得のいく本でした -
ファッション初心者にとって分かりやすい内容。日本のファッションは仏米と異なり、階級や人種にとらわれないからこそ、ポップで新鮮なものとなっているという。そうした意味からの呪縛から開放されている点が海外から評価されているようです。
今まで日本のストリートファッションは歴史などを踏まえていない単なるファッショニスタだと思っていたけれど、それも個性なのだと学びました。
2011年8月28日読了47冊目 -
[ 内容 ]
世界のファッション先端都市―東京・パリ・ニューヨーク。
パリは「ファッションの都」として君臨しているが、そこに住む人は「シック」という変わらぬ美意識を持っている。
ニューヨークでは、ビジネスの成功のために服が選ばれる。
そして東京は?
世界一のブランド輸入都市でありつつ、「カワイさ」「自由さ」に依拠した斬新なファッションが生まれている。
移ろいやすく、気紛れな「ファッション」から、都市の文化・歴史・感性を捉える新しい試み。
[ 目次 ]
序章 都市とファッション
第1章 パリとファッションの幸福な関係(パリの愉しみ;パリ・コレクション ほか)
第2章 ニューヨーク、ファッションという名のマーケティング(ドレス・フォー・サクセス;マーケティングからファッションが生まれる ほか)
第3章 浮遊都市東京(表参道―ファッションの縮図;渋谷―若者の文化と風俗 ほか)
結び ファッションから見える都市の姿
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
3つの都市のファッションを分析
ファッションのあり方がそれぞれ違うからデザイナーの志向も変わる
パリはやっぱり職人だ
NYはやっぱりビジネスだ
日本はやっぱり真似事が上手い
しかし近年東京スタイルが顔を出し
アニメ・漫画がファッションに新たな風を
-
Now reading♪
-
読みものとして。
-
面白いです。
ファッションに興味あるひとは、読んでみてください。