東大教授の通信簿: 「授業評価」で見えてきた東京大学 (平凡社新書 263)
- 平凡社 (2005年3月1日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582852639
作品紹介・あらすじ
大学改革の進む二〇〇四年四月、国立大学は法人化された。運営の責任と権限が国から大学自身に移され、大学間の競争が過熱する中、教授もサバイバル時代に突入!?それは"日本の最高峰の学府"東京大学も例外ではない。東大の授業と教授の姿、当世東大生気質、そして東大に立ちはだから問題とは?教養学部で行われた「学生による授業評価」をもとに現役東大教授が書き下ろした「東大の実態」。
感想・レビュー・書評
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著者の勝手な思い込みではないかと思われる記述も多い.
また,「中学生レベルの反論」等,他人を見下したような記述が下品である.反論内容を著者がちゃんと理解しているかは外野からは判断できない.
もっとも,本書には面白い内容も含まれている.特に,学生が感じた教員の「熱意」や講義の「難易度」と授業評価が,きれいな相関関係としてプロットされているデータ等である.こういうデータ自体は非常に興味深い. -
授業評価の観点としては多少参考にはなる。
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東大での授業評価の結果をもとにした、大学改革法。筆者は授業評価の委員をやっているようで、非協力的な教員たちに対するなげきが随所に見られる。愚痴を羅列した本とも言える。何をどうすれば授業がよくなるのか、ということはあまり見えてこない。
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