とにかく目立ちたがる人たち (平凡社新書 306)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582853063

作品紹介・あらすじ

今日、あらゆるものが「エンターテイメント化」しているこの社会で、かつて否定的評価が与えられていた「目立つ」ことが、好ましいパーソナリティとして受け入れられてきているようだ。これまで美徳とされてきた日本人の謙虚さは滅んでしまうのか。「エンタメ化社会」で愛される「目立ち」とはどのようなものか。そして、敗北する「目立ち」とはどのようなものか。「キャラ立ち」「ヘタレ」「天然」などのキーワードとともに、現代社会に見られる「目立ち」の構造を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    今日、あらゆるものが「エンターテイメント化」しているこの社会で、かつて否定的評価が与えられていた「目立つ」ことが、好ましいパーソナリティとして受け入れられてきているようだ。
    これまで美徳とされてきた日本人の謙虚さは滅んでしまうのか。
    「エンタメ化社会」で愛される「目立ち」とはどのようなものか。
    そして、敗北する「目立ち」とはどのようなものか。
    「キャラ立ち」「ヘタレ」「天然」などのキーワードとともに、現代社会に見られる「目立ち」の構造を解き明かす。

    [ 目次 ]
    「目立ち」への日本社会の評価の変化
    第1部 「私を忘れないで」騒々しい社交家たち―演技性パーソナリティ(演技性性格者・ヒストリオニクスとは何か ヒストリオニクスのカタログ―六つのサブタイプ ヒストリオニクスの目立ちの構造 杉村太蔵議員に見る「目立ちとヘタレ」考)
    第2部 「我を敬え」気取った見栄っ張りたち―ナルシスティック・パーソナリティ(自己愛性性格者・ナルシストとは何か ナルシストのカタログ―四つのサブタイプ ナルシスティックな目立ちの特徴 田中康夫知事に見る目立ちと「ざーとらしさ」考)
    ヒストリオニクス対ナルシスト―二大目立ちたがり屋の勝者はどちらか

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • <body>
    <ul>
    <li>日本社会の伝統的な心性 依存性、強迫性、自虐性</li>
    <li>自己愛性性格者</li>
    <ul>
    <li>自己評価の仕方に問題を抱えている人</li>
    <li>自分に都合のいいことだけを求め、相手にお返しをする必要を感じない</li>
    <li>ギブしたものを過大評価し、テイクしたものを過小評価</li>
    <li>失敗を都合よく合理化</li>
    <li>共感性の欠如</li>
    <li>理想化した自己イメージへの過剰なのめりこみ</li>
    </ul>
    </ul>
    </body>

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著者プロフィール

1958年東京生まれ。京都大学文学部心理学科卒業。精神病院の相談室長などを経て、現在、西武文理大学講師、桜美林大学アカデミー講師。臨床心理士。テレビ・新聞などでのコメントの機会も多い。著書『依存性パーソナリティ障害入門』(日本評論社、2004年)、『平気で他人の心を踏みにじる人々-反社会性人格障害とは何か』(春秋社、2006年)、『困った上司、はた迷惑な部下』(PHP新書、2007年)、『パーソナリティ障害』(講談社選書メチエ、2008年)など多数。

「2008年 『無差別殺人と妄想性パーソナリティ障害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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