森林からのニッポン再生 (平凡社新書)

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著者 : 田中淳夫
  • 平凡社 (2007年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582853803

森林からのニッポン再生 (平凡社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2011.8.29

  • 2007年刊行なので、情報が古びてしまっている部分もあるが、日本の森林、林業、山村を総合的に理解するために非常に有益な一冊。「昔の方が森林が豊富だった」「森林は緑のダム」といった「常識」を覆し、森林・林業の正しい姿を教えてくれる。森林セラピー、バイオマス・エネルギー(廃物の商品化)など今後の森林・林業の活かし方のヒントも感じられた。

  • [ 内容 ]
    江戸時代は禿山が多く、第二次大戦後の植林で緑化が進んだ。
    人工林は天然林より植物が多様で、生物相も豊富。
    このように、人工林が環境保護という面でも大きな役割を果たしていることは、意外と知られていない。
    だが、山村の過疎化や高齢化により、森は危機に直面している。
    今、“森林大国ニッポン”は、再生か否かの分岐点にある。
    「自然も山村も都市もつながっている」―新たな視点から日本の森を捉えなおす。

    [ 目次 ]
    第1章 日本の森林の素顔を探る(日本は世界に冠たる森林大国;存在しない「太古からの原生林」 ほか)
    第2章 ニッポン林業盛衰記(海外に打って出る日本林業;林業は焼き畑から生まれた! ほか)
    第3章 森から見たムラの素顔(山村は、もう一つの日本;木を売らなかった山里の経済 ほか)
    第4章 森と林業と山村を考える(人と森がつくる生態系社会;林業は環境を守る最先端ビジネス ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 表面的だった森林、林業に関する知識を深化、修正してくれた本である。

    ・森林の極相という概念は否定されつつある。
    ・感じの良い空間は20%程度の木材。
    ・日本の場合、1本の木の利用率は30%。精査すると10%かも。
    ・中国は年間800万ヘクタール(ほぼ北海道の大きさ)の植林を行っている。
    ・明治半ば頃、最も人口の多かったのは、新潟県。
    ・アマゾンのジャングルも1/3~2/3が原住民が植えたもの。

  • 日本の森、林業、山村などの近年の流れと現状を理解するのに手頃な1冊。
    東海道五十三次の絵などを例に引き江戸時代は禿山が多かったことや、人工林の方が環境保護の面で優れている例など、意外と知られていない事実の紹介などは興味深い。山村の過疎化や高齢化問題、都市と森林とのつながりを再考する一助にも。

  • 森を再生することの大切さと、その可能性までわかりやすく書かれている。

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