戦後思想は日本を読みそこねてきた―近現代思想史再考 (平凡社新書)

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著者 : 鈴木貞美
  • 平凡社 (2009年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582855012

戦後思想は日本を読みそこねてきた―近現代思想史再考 (平凡社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 戦後日本の代表的知識人たちが、いかに近代日本思想を誤解してきたかを平明に論じた著作。議論の俎上には丸山眞男、吉本隆明などが挙げられ、舌鋒鋭く批判されている。その上で、戦中に「近代の超克」というスローガンが出現した理由を詳しく分析している。

  • [ 内容 ]
    戦後の民主主義思想は、第二次世界大戦へと至る過程を帝国主義侵略戦争と規定し、断罪してきた。
    まるでそのように規定さえすれば、すべての問題が解決するかのようにふるまってきたのだ。
    しかし、なぜ、その時、「近代の超克」が唱えられたのか、その内実を明らかにすることは、実質的に放棄されたままだ。
    「近代の超克」をめぐる評価を軸に、日本の近現代思想史を読みかえる。

    [ 目次 ]
    第1章 戦後思想は日本を読みそこねてきた(引き裂かれた日本―大江健三郎「あいまいな日本の私」;読まれそこないの戦争詩―吉本隆明『抒情の論理』;融合論はもう沢山―丸山真男「日本の思想」;人権思想も家族国家論も東西融合)
    第2章 丸山真男の歴史意識(螺旋運動というレトリック;通奏低音の正体;革命思想と進化論受容)
    第3章 「近代の超克」思想の基盤(「近代の超克」の先駆;大正期へ;大正生命主義は百花繚乱)
    第4章 「近代の超克」思想の展開(マルクス主義と大衆社会;日本の使命;「支那事変」と神がかった国体論;「大東亜共栄圏」へ)
    第5章 戦後民主主義を超えて(敗戦、占領は、どう受けとめられたのか;ヒューマニズムは戦争に同調した思想を撃てたのか;近代の総体を問う;知のシステムを問いなおす)

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